映像美。
ロマンスメインのところはあまりしっくり来なかったので後半気持ちがだれたけれど、つかみが素晴らしかった。
お塗りの箱に浮かぶ月、茶室に舞う桜、寝室での影遊び。
その映像だけで涙が出るくらいの…
豊臣秀吉の不興を買い切腹っせられた千利休。
彼の「美学」と、こんな人生を辿ってきたんだよという物語。
あくまで利休に焦点を絞っているため、信長や秀吉は添え物に過ぎず、それらの歴史的描写は全くなされ…
とにかく海老蔵の所作が綺麗で、お茶室のシーンだけでも見ていられる。利休の底無しの美意識とプライド、死に際まで理念を貫き通す生き様…やっぱり秀吉とはどうしても合わないんだろうなぁ。笑
美しいものは恐…
利休に対するアプローチがとても解釈一致です。
傲慢に思えるほど、自分の中に確固たる美の基準を持っている利休の描き方が素晴らしい。
いやらしくなく、折れず曲がらない利休の在り方を秀逸に演じているなと感…
「天外者」で
田中光敏監督と小松江里子さんの脚本で、
再タッグと聞き、再鑑賞。
侘び寂び映す映像美。
淡き恋の亡骸を胸に、
ブレない、利休の美学。
海老蔵さん演じる利休に、
一挙手一投足釘づけでし…
“美”を徹底的に追給したという千利休のある“動機”について過去にこれほど納得できたことはない。男が「カッコよく生きたい」と思う理由はすべからく“そこのところ”に行き着くのではないだろうか。しかしその…
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