原題は『穀物とボラ』。狙った魚は獲れなくともどこに行ってもようけ釣れる魚らしく、キャッチ&リリースの代名詞にもなっている魚がこのボラなのである。クスクスというあまり聞きなれない料理も、ブイヤベースの…
>>続きを読むとにかく女達のパワーがスゴすぎる。いつもイライラ。まくし立てる。よく喋る…元嫁、魚じゃなくたまにはお菓子買ってこい!発言。娘は、オムツの取れない子供をおまるに座らせ説教。子豚娘、次オムツにおしっこし…
>>続きを読む 『アデル、ブルーは熱い色』と同じアブデラティフ・ケシシュ監督作。
アデルと同じように、食と性という人間らしさを主眼とし、日常をじっくりと尺を使って描きながら登場人物たちの生活や考えを表している。…
フランス港街のチュニジア移民の家族、父親は家を出て家庭を持っているが、そこでも仮住まいのような暮らし。船上レストランを開店しようとしみんな奮闘する。延々と続く様々な不平不満がいつの間にやらあいつを助…
>>続きを読む2014/6/29
可愛らしい印象を与えるタイトルだけれど、描かれている内容はなかなか辛辣。バツイチ中年男性のリストラ、ふたつの家族に起こるいざこざ等々、家族がメインで描かれながらもアットホームとは…
船大工のスリマーヌは、60歳を超えた頃に人員削減の名目でリストラに遭う。離婚した妻と家族とは交流はあるがやや疎遠で、現在の恋人とも老いた自分に負い目を感じてややギスギスしており、何事も上手くいかない…
>>続きを読む「移民の悲しみはもう終わりだ。移住してよかったと思いたい。希望を抱いてこの国に来た。」
フランスの港町で暮らすチュニジア系移民の家族やコミュニティ。退職金で船上レストランを開いて再出発しようとする主…
人生に訪れる”呪いの目”。その間は何をやってもうまくいかない。生真面目に不器用に生きてきた父に通告される解雇。心機一転、新しい道に踏み出してどうにか目処が付きそうな所までこぎつけたのに、肝心の最後の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
長いなーと思いつつ、家族模様が気になって見入ってしまっていた。エンドロールになって時間観たら、2時間半越え!そりゃ長く感じるわけだ(笑)
主人公のスリマーヌ役の俳優さんの寡黙な感じがすごく合ってい…