主役のひとりである男性はシンプルにダメ男で、共感の余地がほとんどなかった。物語自体も結局どう収束したのか判然としない。それでも映像の美しさがすべてを凌駕している。自然の映し方はまるで精霊の目線のよう…
>>続きを読む作家のニールがシングルマザーのマリーナと恋に落ちる映画
冒頭から2人の出会いやデートの風景をニールの視点で描き、美麗な夕焼けで愛を表現したりとテレンス・マリックらしいセリフではなく画で語る作品になっ…
このレビューはネタバレを含みます
流石マリック。丁寧なストーリーテリングなんてしないダイジェスト的な恋愛ムービー。
マリック作品における「鑑賞者が困惑する部分」のみで構築されたその円熟の境地。
はっきり言って物語は面白くないし(少…
問題作『ツリー・オブ・ライフ』と比較して王家衛作品や村上春樹の文学みたいに成り下がったテレンス・マリックの時空を超えた愛の物語。やはりキリスト教的バックボーンが全面に出ており辟易する。
主演ベン・…
フランスとアメリカを舞台に、男女の愛の移ろいを描いたドラマ。
ということなのだけど、映像ありきの展開とモノローグによる進行で、ストーリーは有って無いようなもの。
ただ、如何にも“テレンス・マリッ…
これはテレンスマリックだからなのか、カメラマンのエマニュエルルベツキの映像のおかげなのか。
どこを切り取っても美しい角度の風景に美男美女が戯れて、ポエムのような会話をして、アンニュイになって、愛な…
ラナ・デル・レイみたいな映画だった。
映像は革新的でとても芸術的であり、流れるような映像と言葉。
ずっとMV見とるみたい。
大人な色気漂う映像。
哀愁さもあった。
現代版タルコフスキーと言ってもいい…