昨年末は「ハッピーアワー」に大きく動揺させられたが、丁度1年後にこの「親密さ」を観て同じく濃密な映画体験ができて心から良かった。
私とあなたの間にある絶対的な断絶をいかに乗り越えていくか、劇中劇、稽…
『悪は存在しない』公開記念 再上映@横川シネマ
濱口監督が講師を務めてたENBUゼミナールの生徒と共に。舞台劇の制作過程と、舞台劇の本番、二幕で構成された4時間越えの会話劇(圧倒的才能の垂れ流し)…
全編4時間ちょっと。
こんなに長い映画は初めて見た。
人との距離感、人と人との繋がり、「親密さ」
人とは1人ずつ、その人としかない関係が存在する。そんなことをぼんやりと長い映画のなかで感じながら、ま…
このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃハードル上げて観たから、2部構成(この構成とても好きフィクションとリアルの上演でインターバルの置き方も最高)のうち前半を観て個人的にキツい部分がチラホラあって不安に駆られながら、後半の本…
>>続きを読む圧倒された。
前半パートは演劇当日まで、後半は本番。
会話劇。もちろん単純な会話もあるけれど、登場人物それぞれの価値観や思想が詰まった会話が繰り広げられる4時間だったような印象をもった。でも、ひ…
凄すぎた。大傑作。
人と人の間にある埋められない溝。想像力を運ぶ電車のようにすれ違いあう。しかしお互いに尊重することはできる。
明け方の橋の長回し、劇中での選択と暴力の朗読、違う電車の中でのお互いを…
255分どっぷり。
前半は舞台公演までの過程。
後半は舞台公演。
前半の2人で歩くラストシーンと後半の駅のラストよかった。
どの時間が好きかって考えると
単体の朝とか夜じゃなくて、夜から朝になる…
映画館にて鑑賞。
『悪は存在しない』の後に鑑賞したからか、監督はチョークスリーパー好きだなぁ…なんて思った。
同監督の『PASSION』なんかと同じで、会話に自然と引き込まれる。
特に前半のクラ…
── 「親密さ」の台詞は、その単調な反復性にもかかわらず、聴覚に、たえず変容せよと語りかけてくる ──
何の変哲もない台詞でさえ、台詞のドリー効果とでもいうべき、その反復のうちに、しかるべき文脈にお…
自分の心の深いところで絡まったものをゆくっり解いてくれるような作品だった。エンドロールの後、自分の形を上手く保てない感覚になり座席から立つことが出来なかった。間違いなく自分の人生の中で大切な一本にな…
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