パトリオット・デイの作品情報・感想・評価 - 275ページ目

パトリオット・デイ2016年製作の映画)

Patriots Day

上映日:2017年06月09日

製作国:

上映時間:133分

3.9

あらすじ

「パトリオット・デイ」に投稿された感想・評価

れじみ

れじみの感想・評価

3.8
2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の裏側を描く実録ドラマ。

アメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズ最大の悲劇と言われるレッド・ウィング作戦を描いた傑作「ローン・サバイバー」、メキシコ湾原油流出事故を描いた「バーニング・オーシャン」に続く、監督ピーター・バーグ×主演マーク・ウォールバーグによる実録映画である。
2013年に起きたこの痛ましい事件がわずか4年で映画になると言うのは何とも驚きであるが、事件や事故が起きるたびにそれを省みて、前に進み続けてきたアメリカらしいとも言える。

主人公トミーを中心に、複数の登場人物を滞りなく描写する手際の良さ、そして彼らが今後どのような形で事件に関わって来るのか、非常に興味を惹かせる物語の序盤。
実録映画と言えばピーター・バーグが連想されるだけあって、実録映画における起承転結の起の重要さをきちんと理解している。
人物紹介が終わり、物語はいよいよあのおぞましい爆発の瞬間を捉えるのだが、まさにそれは怒涛の迫力であり、同時に悲壮感に溢れている。
この爆発のシークエンスは、「バーニング・オーシャン」で映画史に残るような爆発シーンを作り上げたピーター・バーグの、語弊はあるが、腕の見せ所である。
思わず言葉を失うほどの痛ましい事件現場、怪我人を救うために必死に動き回る警察官や救急隊員、彼らの姿を見ていると涙が止まらない。

ここまでの展開は予告を観ていると何となく想像は付くのだが、事件の全容を知らずに観ると、この後のとても実話とは思えないほどのサスペンスフルな展開に驚愕してしまう。
まさに事実は小説よりも奇なり、である。
本作ではテロの犯人も描かれるのだが、彼らの思想や背景はほぼ描かれていない。
登場人物の台詞からも察せられるように、イスラム社会に対してかなり配慮していると思われる。
本作が伝えるのは、何故テロが起きてしまったのか、ではなく、テロが起きた時、人々はそれにどう立ち向かい、どう立ち直ったのかである。

そもそもがとても実話とは思えない数奇な物語ではあるが、さらにピーター・バーグによって映画的な演出が加えられ、2時間を超える上映時間の長さを感じさせない、実に見応えのある作品へと仕上がっている。
しかしながら、何とも残念なことに、物語のラストに付け加えられたとても映画的とは言えない貧相な演出には疑問を呈さざるを得ない。
事件の当事者となった人々への感謝と尊敬のためだと言うのは理解は出来るのだが、まるでテレビドキュメンタリーかのような映像になってしまったのは残念で仕方がない。
あの映像はソフト化に際して、特典映像にでもすれば良かったのではないだろうか…。

ピーター・バーグとは3本連続のタッグとなるマーク・ウォールバーグであるが、相変わらず彼の演技には泣かされてしまう。
正直何のクセもなく、言ってしまえば勇敢であるだけの典型的なアメリカ人を演じているだけなのだが、それでもきちんと観客の心に訴えかける事が出来るのは、彼の演技力の賜物であろう。
ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J・K・シモンズと言う、映画における脇役が好きな層には堪らないキャスティングも素晴らしい。

前述の、事実は小説よりも奇なり、に付け加えるとするなら、テロ事件が起きた同年、地元に本拠地を置くMLB球団、ボストン・レッドソックスが6年ぶりのワールドシリーズ優勝に輝いている。
作中でもたびたび描写されているレッドソックスが地元にもたらした優勝が、人々にどれだけの感動と勇気を与えたのか、それは想像するまでもない事であろう。

このレビューはネタバレを含みます

なかなかどうして、意外と見られる映画。期待値が低かった事が功を奏したのかもしれない。
爆発時やボートでの逮捕時の映像も記憶にはっきり残っているほど既知の出来事なのに飽きることなくドキドキして見る事ができた。

ただ、ラストがやや冗長。
事件からの年月を考えればあのような構成も理解はできるが、映画として考えるならば少々格好が悪い。
義足でゴールした被害者が妻と抱擁するシーン&ビッグ・パピーのスピーチ程度で締めれば「お見事」と言えたような気もする。
bs3

bs3の感想・評価

4.4
実話の映像化。経緯も結末も知っているはずなのに、手に汗を握る展開。パズル片が次々にはまっていく快感に似た感覚。犯人も警察も政治家も。色をつけることなくただただ淡々と描かれる。事件や銃撃戦の再現シーンも臨場感満点。テロに立ち向かうための愛の力を描く作品。
2013年4月、愛国者の日=Patriots' Day。ボストンマラソンで起きた爆弾テロ。防犯カメラから浮かび上がるふたりの犯人。犯人を追うFBIとボストン市警察。犯人はだけなのか?犯人は捕まるのか?
勧善懲悪やナショナリズムを訴えることなく、出来事を淡々と描くことで、より心に響いてきた。爆弾テロの前の人々の日常を描くことで、人物が生き生きしていく。それでいて過不足なく、余計なメッセージもなく、ラストの愛の力に繋がっていく。
個人的にツボだったのは、BigDogまたはCheetahが歩いている姿とJian Yangの英語が少しだけ上手になっていた(役柄)こと。
劇場で安全に体験し、自分に置き換えて考える良い機会。
ピーター・バーグとマーク・ウォールバーグの実録レクイエム3作目。
ボストンマラソン爆弾事件の前夜から、犯人逮捕までの緊迫の5日間を描く群像劇だ。
前二作と同様に基本は究極の再現ドラマで、キャラクターの内面描写は感情移入のための必要最小限。
爆発までの第一幕で、関係する十数人の日常をざっくり描き、一度事件が起きれば後は極限の緊張感が最後まで持続するサスペンスフルな展開。
ほんの端役まで第一幕に登場させた訳は、例によってフィクションとリアルが合流するエピローグまで来ると納得。
今回は前二作と比べて生き延びた被害者が多いので、エピローグの作りも、レクイエムよりもエールを送ることに主眼を置いた作りになっている。
亡くなった人を悼み、人間の勇気に希望を見るバーグ&ウォールバーグのユニークな実録シリーズ。
次は何を描くんだろう。
ブログ記事:
http://noraneko22.blog29.fc2.com/blog-entry-1026.html
deepsky

deepskyの感想・評価

4.5
とても良かった
テロの恐怖とそれに立ち向かう正義

そして感動しました
緊張と緩和の強弱が絶妙でした。犯行シーンの緊張走るシーンは、リアルかつ恐ろしく息を呑む。また、訴えるところは強調しつつ、良い意味で重くない。コメディパートが割と多く、まさに“ヒザ”(本編観ればわかります)です。笑

細かな捜査シーンはさることながら、捜査上のド派手な犯人とのドンチャカな駆け引き、まさに“事実は小説より奇なり”です。ときより挟む、実際の写真や映像が、この悲劇の実在感を醸し出す。

様々な人にスポットライトを当て、日常が悲劇へと変わる悍ましさを突きつけながら、人が絶望から這い上がり、前に進むために結託することの偉大さを、実感しました。
クー

クーの感想・評価

3.7
まさかあのボストンマラソンテロ犯との間にこんな銃撃戦があったとは思わなかった。犯人の描写が足りない気がしたが、この作品の主役は警察とボストン市民だ。愛国心というより、ボストン愛が犯人を追い詰め、最後は愛と善が悪を挫く。マーク・ウォルバーグとピーター・バーグコンビの
相性は最高だ。それにピーター・バーグ監督は実録モノで力を発揮する。バトルシップはキライじゃないけどね。
お

おの感想・評価

3.9
人々の生活を一瞬にして奪う本当に恐ろしいことです、、、。
住宅街での銃撃戦は手に汗握る迫力でした、、、。
ラストシーンで人々の強さを見て泣いてしまいました。

映画を作るうえで仕方ないんだろうけど、この描き方だと宗教に馴染みのない人が持つイスラム教への偏見が増しそうで嫌でしたが。
takuma

takumaの感想・評価

3.9
被害者達の強さと警察や捜査官達の勇敢さが素晴らしかった。
同時にいろいろ考えさせられる映画でもあった。
片足を失なったカップルが、ボストンマラソンを完走する姿に涙が。