ひたすら主婦の日常。最初息子が老けてて夫に見え、爺ちゃんは家族かと思ってた。
めちゃ丁寧な暮らしで、息子が帰ってきたら上着をかけて、前菜を出して主食のじゃがいもと肉を食べる。食べ終わったら台を拭いて…
主人公の何もしない時間をただ見せられることでその時間を擬似体験できるような感覚になってほえ〜すごいとなった
つい人を殺してしまった感じなのに変に冷静で衝動的にやってしまった感をあまり感じられなくて…
「1人が楽」と言い放つものの、
「独り」になることは嫌い、
ルーティンワークをこなす=自分の存在意義
という錯覚に陥る1人の女性
ストーリーは緩緩緩緩緩急って感じ
台所の椅子が途中で1つになった…
日常のルーティンをゆったりとみせることで、ラストの非日常的な出来事が際立っていた。
予想外の展開や、ルーティンの、微妙な差異に主人公の感情の変化が表れている。
すごい映画を観たな…と圧巻される。…
フェミニズム的な視点にらとどまらず、旧来の映画に対するアプローチとしても、
今まで最も軽視されてきた、そして映画映えしないとされてきた、主婦の家事やルーティーンを軸に映画を描いて、しかも面白いって…
どんなに眠くても、198分間「寝てはいけない」と感じさせる気迫
今まで観てきた「何も起きない系映画」すべてを前フリにするラスボスみたいな作品
でも25歳が撮った作品であることもわかる ドランみた…
何故、彼女は、ジャガイモを煮すぎてしまったのか?
『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン』
ベルギーの女性監督、シャンテル・アケルマンが75年に25歳で撮っ…
気怠さ、苛立ち
執拗な長回しの反復
規則のある生活と、些細な綻びの連続
静かな家庭に展開する崩壊への緊張感
日常を描くことによる非日常への恐怖
抑圧された主婦
「フェミニズムの映画」
「身振り…
彼女がアクションを続けるなか我々は自宅のパイプユニッシュの残量と、欲しいけど買えないものについて思考を巡らせる。そして際立つ束の間の静の瞬間である食事シーン。『青いパパイヤの香り』で家事の合間に水を…
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