一日のうちに、彼女は自分自身の為に生きる瞬間がどれほどあるんだろう。夫や息子の為に、そつなく家事をこなす、おそらく十年が一日の如く日々同じことの繰り返し。全てがまるで儀式の様で、主体性を排除した、形…
>>続きを読むオールタイムベスト。
とは言え見返せない。あのラストを思い返すたびに見事なカットと配置があったことが思い出される。
反復が崩れていくその行動にムラが出る。言葉にはしていないひたすら写されているだけで…
うまく言えないけど本質が映ってた。
話がどうとか撮り方がどうとかそんなフィクショナルな要素よりもっと高次元に本質のみを語るかのような饒舌ぶりとでも言うか。
3日を3時間に圧縮しつつも彼女の人生と孤独…
生活のすべてが息子の為でやるせない気持ちになる。
何も知らない息子が"Well, if I were a woman, I could never make love with someone I …
妻であり、母であり、娼婦であり女である三日間のルーティーンの話。日々のルーティーンをこなす彼女の少しずつの変化、いずれはそうなると思っていた。魔が差した。
三日目の男を殺してからの行動は、とてもわざ…
No.615[他人を演じるということ、別の人生を生きるということ] 90点
みんな大好きジャンヌ・ディエルマンを私は初めて見るのだが、これがまた不思議な映画だった。ちなみに言いたいのだが、正しい邦…