皿の上の食べかけの果物や放課後の美術室の西洋画のようなエロス。閉鎖的、怖くて哀しくて口に出した途端霧散しそうな…。無声映画と錯覚する機関車の構図に、映画を観る喜びを噛みしめる。シャム双生児が旅に出る…
>>続きを読むセピアカラーの20世紀初頭 ロシア・サンクトペテルブルク
青みを帯びたセピアから黄色へと変化する瞬間の爆発音なのかと思ったカメラで撮影するときのフラッシュの発光音が衝撃
ブルジョア階級のリーザと…
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morphineがあまりにドツボで気になっていた同監督の一作。
20世紀初頭のサンクトペテルブルクを舞台に怪しげなSM写真家が2つの家庭を崩壊させる物語。フリークスとして舞台に上がるシャム双生児の少…
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どうやって生きていけばいいんだ人間
そんなことは未だに分からないけど
これは違うと思う
個人的に求めているものとはかけ離れている
でもこういう文化を見ているからそう思えるのだろう
探究心だけでいえば…
なんかもう人間ってなんて業が深いのだろうか
変わらない(はずだった)日常、すべてが歪んで沈没していくセピア色。窓から見つめるのも、そこへ足を踏み入れひかりと風を浴びるのも、すべて関係ないような顔をし…
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20世紀初頭のサンクトペテルブルク。それぞれに裕福な家庭で幸せに暮らしていた、美しい少女リーザとシャム双生児。フェティシズムな官能に満ちた女性のおしりを鞭打つ写真を扱うヨハンの接近により崩壊していく…
>>続きを読む露悪的な変態性みたいなものはあまり感じなかった。セピア色の映像の中に、悲惨が沈着してしまってるような作品世界は、独特な閉鎖性があって息が詰まる様な体験だった。パゾリーニ『テオレマ』同様、「闖入者」映…
>>続きを読む【ロシアンブルー・フィルムのはじまり】
先日みたアレクセイ・バラバーノフ監督の特集上映が面白かったので、唯一、以前DVDでみていたこちらも再度、反芻してみました。やっぱり監督の他作品を楽しんだ後だ…