皿の上の食べかけの果物や放課後の美術室の西洋画のようなエロス。閉鎖的、怖くて哀しくて口に出した途端霧散しそうな…。無声映画と錯覚する機関車の構図に、映画を観る喜びを噛みしめる。シャム双生児が旅に出る…
>>続きを読むセピアカラーの20世紀初頭 ロシア・サンクトペテルブルク
青みを帯びたセピアから黄色へと変化する瞬間の爆発音なのかと思ったカメラで撮影するときのフラッシュの発光音が衝撃
ブルジョア階級のリーザと…
なんかもう人間ってなんて業が深いのだろうか
変わらない(はずだった)日常、すべてが歪んで沈没していくセピア色。窓から見つめるのも、そこへ足を踏み入れひかりと風を浴びるのも、すべて関係ないような顔をし…
露悪的な変態性みたいなものはあまり感じなかった。セピア色の映像の中に、悲惨が沈着してしまってるような作品世界は、独特な閉鎖性があって息が詰まる様な体験だった。パゾリーニ『テオレマ』同様、「闖入者」映…
>>続きを読む【ロシアンブルー・フィルムのはじまり】
先日みたアレクセイ・バラバーノフ監督の特集上映が面白かったので、唯一、以前DVDでみていたこちらも再度、反芻してみました。やっぱり監督の他作品を楽しんだ後だ…
最先端の芸術が写真から映画に移り変わりゆく時代のサンクトペテルブルクを舞台に、SM写真によって崩壊してゆく、2つのブルジョワ家庭。
SMにシャム双生児と、かなり際どい要素がある。しかし、撮影がソク…
久々に痺れる変態映画に会いました。変態写真を撮る謎の男や取り巻きによりブルジョワ家庭二組が崩壊していく。このヨナンて男が徹底して感情がない。シャム双生児やマゾヒストを刺激されてしまう生娘や盲目のご婦…
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