この映画を一気に見た。とてもやりがいがありましたが、今はとても疲れています😅
サタンタンゴは本当に醜いイメージを観察し、その中に美しさを見つけさせます。泥だらけの道がこんなに目に魅力的になるとは思…
映画という表現様式に宿る本質とは何か。
このことについては、様々な巨匠たちが、代表作を含めた作品群のなかで提示しており、また評論家や愛好家たちが、この命題について、それぞれの作品に引き寄せながら言…
ハンガリーの鬼才、タル・ベーラによる『サタンタンゴ』を語るとき、「上映時間7時間19分」「全編約150カット」という情報が、あまりにもキャッチーすぎるが故に、本作と向き合って鑑賞をしようとしてもど…
>>続きを読む目を凝らす限り横たわる荒地と、止めどないやるせ無さのように降り頻る雨の中で、明日は今より少し良くなっていて欲しいと願って生きる人々。
あまりに厳しい秩序で切り取られた完全なシンメトリーの画角の中にす…
23:10〜翌7:00でのオールナイト鑑賞。
好きな作曲家さんがSNSでおすすめしてたのがきっかけ。
なんだろう、映画を観るというよりは、長編映画を夜通し観るという体験に価値がある感。途中休憩でZ…
思ったよりも面白く観られた。
冒頭、牛がぬかるみを歩き回るシーンが長回しで映る。あまりにも長いから1カットの長さを数えながら見ていたが、だいたい8分くらい。それ以降もやはり1カットが途方もなく長い…
【神は死んだ】
【「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵にお…
泥濘、閉塞、困窮、出立離散。叙述以上に魔空間の描写にかける、その時間はショット単位で分かるものもありはする。たしかに『鏡』のような異次元的なショットもあり。亡霊のように虚に観察するカメラ、静止画のよ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
タル・ベーラにしか出来ないような離れ業。
他作でもあるような社会、人間を寓話的に描くその才は桁違いで、そしてその集大成とも言える。
もう開き直ったかのような徹底した長回し。人が居なくなるまで後ろ姿…