日本映画界の巨匠・黒澤明監督作!――― 痛ましい戦争体験のショックで、亀田欽司は“白痴”と呼ばれる病気になり、惨めな姿で復員して来た。その復員船で金満家の跡取り息子・赤間伝吉という男に知り合い、一緒に札幌で那須妙子の写真を見ることになる。その美しさは二人の胸を打ったが、妙子はある男の妾で、60万円の手切金と共に別の男と結婚するといういわく付きの女だった。 第二次世界大戦後の札幌に舞台を移し、真に…
日本映画界の巨匠・黒澤明監督作!――― 痛ましい戦争体験のショックで、亀田欽司は“白痴”と呼ばれる病気になり、惨めな姿で復員して来た。その復員船で金満家の跡取り息子・赤間伝吉という男に知り合い、一緒に札幌で那須妙子の写真を見ることになる。その美しさは二人の胸を打ったが、妙子はある男の妾で、60万円の手切金と共に別の男と結婚するといういわく付きの女だった。 第二次世界大戦後の札幌に舞台を移し、真に善良な人間とは、憎むことも疑うこともなく清浄に人を愛するとは、と問いかける。
▼5/31/16鑑賞
黒澤版ドストエフスキー。俗世に生きる純潔。ナスターシャ=那須妙子、原節子のファム・ファタール。ひねくれお嬢様、アグラーヤ=綾子。森雅之、心惹かれる純真無垢。二部構成。序盤の説明…
冬の札幌が舞台で白黒映画に雪が映えて力強い雰囲気を感じた
少し古い時代の話で難しさもあったがストーリーは問題なく追える。
暗い話だから当然だけれど、楽しさや希望があったらもう少し観るのが楽だったかも…
原作が原作だけに、終始、重っ苦しい感じでしたな。黒澤明の冒険的作品だったのかな。まあ、元々、黒澤明作品って、好きなものが少ないのだけれど。
少し時間が長いのを頑張って観たが、面白いかどうかと言えば…
役者はみんないい 脚色されたギミックは主要なとこでは2つ、1.雪像→「ゆうべはあんな立派に見えたのに」、2.カーネーション(ハリネズミの変換)、特に前者はいい
しかしラスト(4巻16章)は原…
初めて尽くしの映画体験…!! 演者達の見たことのない迫真的表情をこれでもかと拝める。みんな見つめ合う、見つめ合う…👀
気性の激しい女性を演じる原節子が新鮮。もしかしてこういう役柄の方がハマるんじゃ…
最初見た時は原節子の悪女感含めビビり散らかしてしまい、その後しばらく「白痴がすごいとしか言わないおじさん」になっていた時期がありました。そんな過去の自分を見つめ直すため、そしてドス教(ドストエフスキ…
>>続きを読むファムファタール原節子。黒い衣裳がよく似合うこと。赤間のカッと見開いた目、妙子の妖艶な目。お守りの交換。氷上の狂気のカーニバル。精神を狂わす雪、雪、雪。「この物語は、一つの単純で清浄な魂が、世の不信…
>>続きを読む松竹株式会社