アンゲロプロスは時と記憶が交差するなかにしか人は生きられない、という宿命を映す。
Aが撮ろうとする映画は、彼自身の人生そのものであり、そして観客が観ている映画もまた、構築された記憶の断片でしかない。…
我が心のミューズ、イレーヌ・ジャコブを見つめる先に突として、白い雪景色に広がる映像詩、壮麗な時間の流れに身を委ねる安らぎの感覚が甦る。『トリコロール/赤の愛』にそんな映画を見る根源的な喜びを知って以…
>>続きを読む切実すぎてゲロゲロと泣いてしまった。過去と現在をシームレスに行き来して、もうどうにもならないはずの後悔を抱き締める。前に進む船(時間)で後ろ(過去)を向いて離脱してしまうブルーノ・ガンツ、ロックンロ…
>>続きを読む初アンゲロプロス。本調子じゃないと聞いて油断してたがそもそも凡百のメロドラマとはベースが違いすぎた。息子を乗せた汽車を見送る手のクローズアップ、喘ぎ声の漏れる路面電車の暗い車内へゆっくりと吸い込まれ…
>>続きを読むなんて美しい映画だろう。テオ・アンゲロプロス監督が20世紀を描く3部作の2作目として制作され、遺作となってしまった作品。
スターリンが死んだ1953年から、20世紀が終焉を迎える1999年の大晦日…