不確かであることだけが唯一の確かなこと──アピチャッポン・ウィーラセタクンの長編デビュー作。映画監督がインタビューを終えた女性に「何か他の話はありませんか?本当のことでも作り話でもいいので」と訊く。…
>>続きを読むアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品は好きで、文献なども読んでいたのですが、ほぼ必ず言及されるこの作品(長編処女作なので当然と言えば当然ですが笑)。なかなか観ることができなかったのですがAsia…
>>続きを読む行商人の女性が、父親に売られた自己体験を、象使いの足の悪い少年が、女性教師との関係を話す。お守りとか金属アレルギーの話が、やがて戦争の話へと繋がり、泰の近代史に変貌する。アピチャッポンの初長編作品だ…
>>続きを読むリレー小説形式で様々な出会った人達に物語の続きを考えてもらうお話
初アピチャッポン。
やってることはただのリレー小説でしかないのだが、これが滅茶苦茶面白い。車椅子の少年と家庭教師の女性、そしてスカ…
【アピチャッポンの奇妙な時空間結合】
MUBIにアピチャッポン・ウィーラセタクンの初長編監督作『真昼の不思議な物体』があった。彼の作品で流れる時間は独特なのだが、本作もその潮流に乗っているものであっ…
昔、東海オンエアがリレー形式で漫画を作ると言う企画があり、それを思い出した。
この映画は、人々のその物語や不思議な物体の捉え方を見ていくとおもしろい。物語というのはその人の思い出や経験、好みなどで…
街の人々の話が繋がれて新しい話が出来上がっていく。
自分の話、親から聞いた話、昔話、想像の話、、様々なタイプの話が混ざっているのに自然と馴染んでいるのは、タイのカルチャーというバックグラウンドが一致…
ストーリーテリングの仕組みについての探究である本作は、一つの起点からインタビュー形式でつくられ、物語が個人の挿話によって続けられていく。
実験的で野心的な素晴らしいプロジェクトだけど、あんまし面白…