男性優位の抑圧的な社会の描写がなかなかエグイ。産業革命以後の生産性重視の、現代社会の前段階の閉塞状況も生々しい。先鋭化する運動には必ず殉教者を出す事で大きなうねりをみせる。図らずもこの運動もそうなっ…
>>続きを読む今の日本で起きていること。雇用主・上司による、労働者・部下への、エントラップメント型性暴力がこの映画でも描かれる。
権力者(雇用主・上司)は、同じ手口で、労働者・部下に対し性暴力を繰り返している。
…
"あなたにとって選挙権とは?"
"ないと思っていたので意見もありません"
"ではなぜここに?"
"もしかしたら・・・他の生き方が、あるのではと"
キャリー・マリガンの横顔が切なくて美しい。
イギリスで女性参政権が実現するまでの壮絶な過程を描いた作品で、思考も感情も強く揺さぶられる意義のある作品です
男性が表舞台で活躍するためにあらゆる奉仕に駆り出された女性たち。男女の違いで政治判断の…
自由と民主は、自然に生まれたものではなく(であるはずだが)、先人たちが懸命に戦い、国民のために努力を重ねた結果として得られたものです。そのため、私たちはこれらを大切に守り続けなければなりません。また…
>>続きを読む原題はサフラジェット。
(邦題が本当に良くない。)
19世紀末〜20世紀初頭のイギリスで、
女性参政権運動のメンバーだった女性たちを指す。
なぜ、彼女たちは過激な運動に至ったのか。
すべてを捨て、…
原題’Suffragette’ は婦人参政権論者を指す。つまり、邦題のようなふんわりタイトルではなく、日本版ポスターのような“女性らしさ”もない。
家を追い出され子供を奪われ命を削ってでも次の世代の…
キャリー・マリガン、素晴らしい俳優だと思う。
(1) 描かれていることが、そっくりそのまま史実ではないとは思う一方、ジェンダーの違いによって、どれだけ女性が搾取されてきたかが、身に沁みて理解できる…
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