卍 まんじに投稿された感想・評価 - 15ページ目

『卍 まんじ』に投稿された感想・評価

1928年に谷崎潤一郎が発表した小説『卍』を原作として、新藤兼人による脚色を増村保造が監督。

主演には菩薩のような美しさで女までをも虜にさせる若尾文子。20本もの作品で増村保造とタッグを組んだ若尾…

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rumrum

rumrumの感想・評価

3.5
若尾文子さんあっての映画だな。
今でもびっくりする話。
こうゆう悪女っかミューズと出会ったら抗えないな。

岸田今日子の扮する主人公が、“先生”に小説の題材として自らの若尾文子との同性愛体験を中心に、暗い一室で回想しながら映画は進行します。夫婦愛のない夫・船越英二、男も女も魅了する妖艶な若尾文子、狡猾な優…

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wkhrA

wkhrAの感想・評価

1.1
きっと名作、名演技。趣味に合うか合わないかは、あなた次第な映画。ラストの3人の動きがシンクロナイズドスイミングみたいで、コントのようにも。ひたすら気味悪い目つきで黙って聞いてる谷崎役に一票。

この映画の立役者は岸田今日子。あの濃密な語りが勝利の鍵。
女二人がやたらコテコテの中華食べているところがすごい分かる。

原作読んでいて勝手に光子さんは着物だと思っていたので、衣装が思い切って下品で…

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寿都

寿都の感想・評価

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これの前に「女系家族」を観たときも思ったけど、こういった昭和のエログロナンセンスには明智小五郎か金田一が出てきて、コミカルに犯罪捜査をしてくれたりしないと馬鹿馬鹿しさ(オーバーなお芝居感)に飽きる。…

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富井

富井の感想・評価

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園子の独白、心象描写

めっちゃ光(みつ)な掌

姉弟の契り

めちゃくちゃ文学的な感じ

映画作品全般に「共感」を求める方には、この『卍』は向かないかも。
なぜなら若尾文子演じる社長令嬢と、人妻とその夫、そして彼らの関係に介入する男と、全員が社会的な道理から外れた行動を起こし続ける(強い…

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なんて救いの無いラスト。死んでも死にきれないとは正にこのこと。「観音様になった」という台詞に決して遜色の無い若尾文子の美しさと、それに反する悪魔的魅力。それらを全身全霊で受け止める岸田今日子の驚異的…

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有閑マダムと資産家令嬢の激しい同性愛が、やがて互いのパートナーを巻き込む愛憎関係へともつれ込んでいく谷崎潤一郎原作の映画化作品。原作のニュアンスを忠実に映像化していて、かなり笑える。あややのファム・…

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