@シネマヴェーラ渋谷
よくわからない神代作品の中でも、かなりわかりやすい作品なんじゃないか。
赤線が規制される前日のある娼家での売春婦たちの悲喜交々を描く作品。3人の売春婦にフォーカスを絞って描…
長回しでダラダラと赤線の日常を捉えていると、唐突にハッとするほど美しい機関車が差し込まれる。編集の威力。
盛り上がらない濡れ場、「好きかい」がキモい夫、トイレで「東京に戻ってもうまくいくかしら」と嘆…
溝口の『赤線地帯』とセットで観たいね。女の見せ方ハードボイルド。
売春防止法で赤線が消える最後の年、最後の正月の娼家、女たちの群像。監修も務めた滝田ゆうの挿画が良い。宮下順子とヒモの蟹江敬三の「女…
実は初見。神代のなかで私の好きな濡れた欲情系列に入れてよかろうかと思う。
昭和30年代(つまりは末期)の赤線を舞台にした悲喜交々の群像劇。メインは宮下順子と蟹江敬三のヤクザのヒモについての話だが、サ…
唐突に入り込む明仁と正田美智子(現上皇・上皇后)のテニス写真、幾度か口ずさまれる君が代。いかにも赤線と皇居の距離を測るような演出だけど、それ以上に滝田ゆうの艶っぽい漫画の度重なる挿入が気になる。この…
>>続きを読む赤線の宿で精を出し働く娼婦たち、女子校みたいでこんな居心地良さそうなら…とつい俄かに血迷ってしまう女(と男)の情緒。夫のキスに対する下手ねぇ。とか27人目?を引っかけようとするときの幽霊の形相とか日…
>>続きを読む人恋しさと非日常の高揚感。愛すべき日本のお正月がここにあった…。喜びも哀しみもみんな紫のネオンが照らし、赤線廃止とともにやがて過去の淡い幻影となるのだろう。朝の肌寒さもヒモヤクザ蟹江敬三の優しさ(泥…
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