コミックストリップヒーローの作品情報・感想・評価

コミックストリップヒーロー1967年製作の映画)

COMIC STRIP HERO

製作国:

上映時間:96分

ジャンル:

3.3

「コミックストリップヒーロー」に投稿された感想・評価

じゅんP

じゅんPの感想・評価

3.8
ジャケが絶妙にポップかつダサかっこよくて独創的!なのに画像ないじゃん…。

夫が考えたストーリーを妻が画にする「バクマン。」スタイルでマンガを描いているピーターとジャクリーヌ。給料を前借りするほど生活に困っていた彼らの前にファンを自称するボブが現れる。大金持ちながら妄想癖のあるボブに戸惑いつつも、その熱意に押されて彼の別荘に創作の場を移した2人は、ボブをモデルに新作「ヌシャテルの殺し屋」を描くことを思いつくが…。

ボブの行動とマンガの内容とのシンクロがエスカレートし、現実と妄想と創造が交錯する先の読めない展開で、カラフルな実写パートとマンガパートが入り乱れる。

色使いと音楽のセンスが冴えるオープニングクレジットに始まり、コミックを読み進める感覚を編集や構図の工夫で見せ、最後の1コマ(ここのセリフが映画とマンガそれぞれのピークという周到さ)まで読者の心をつかんで離さない。書き手と読み手、創作の内と外が渾然一体となって押し寄せる。

ピーター&ジャクリーヌ先生の次回作にご期待ください!
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.0
【ヒーローが死ぬわけないだろ!】
年末にディスクユニオンで衝動買いした作品。アントニオーニの『欲望』がパルムドールを獲った年にサイケデリックな作品が脚本賞を獲っていた。それが『コミック・ストリップ・ヒーロー』(旧タイトルは『殺人ゲーム』。

これがメチャクチャカッコよくって、つくづく買って正解でした。

漫画家の元に、熱狂的なファンが現れ、生活がメチャクチャにされるという、所謂謎の訪問者もの。

漫画の世界と自分の人生がリンクしていると考えるオタクは、漫画家に「スパイに狙われているから逃げろ!」と言ったり、「スイスの別荘に逃げろ!」と言ったりする。丁度アイデアに枯渇していたもんだから、その漫画家は彼に付き合う。

本作は、オタクと漫画家の空想と現実を行き来する冒険から、人が他者の話に惹き込まれることはどういうことなのかを洞察している。

オタクの話を、自分の漫画の世界に翻訳する、しかしオタクは自分の意のままにコントロールしようとする。その対立を虚構で繰り広げる。当時CGなんてないので、虚構を協調すべくマンガを差し込んだり、ドギツイ色のセットを映したりする工夫がされている。

挿話こそ、シュールでとっちらかっているのだが、それが愛らしく思える。曲もサイコーにクールで、ラストの台詞「ヒーローが死ぬわけないだろ!」を聞いた時、私の背筋に雷が落ちた。

傑作であった。
KW

KWの感想・評価

4.5
フレンチバンド・デシネとポップカルチャーの完璧な融合のひとつ。
hitomi

hitomiの感想・評価

3.5
僕はただ、コミックヒーローになりたかったんだ!
好きだったな 新開地も ギィ・ペラートも