カンボジアでおきたクメール・ルージュによる市民への虐殺のドキュメンタリー映画
フランス語のせいか淡々と語られていく気がします
リアルに見えない自作の人形がかえって悲しさ、やるせなさ、憤りを露わにして…
カンボジアのポル・ポト政権下の惨状に迫った新しいタイプのドキュメンタリーでした。
ポル・ポト政権のプロパガンダにより、残されなかった人々の映像を、土人形を使って甦らせるという手法が面白く、ホドロフ…
誰かのために、祈りを込めて鶴を折るように、虐殺による犠牲者たちが眠っている土で人形を作る。
とてつもなく、強い祈りだ。
鮮明な記憶をその人形で表すこと、それは癒しであり、思想への抵抗でもある。思想…
クメールルージュ支配下で子供時代を過ごした作者の回想ドキュメンタリー。
映像があまり残っていないので、本編の大半は土人形による再現映像と語りのみ。
たった半世紀前にこんなことが起こってたってのが怖い…
カンボジアの悲しく辛い歴史。
ポルポトによる大虐殺が始まるその前からの、監督自身が体験したドキュメンタリー。
話は手作りの土人形をジオラマにして表現。後は記録として残されたフイルムと写真を並行させ…
当時の異様な雰囲気を人形が物語っていた。最後のセリフでなぜこの映画が人形で制作されなければならなかったのか、理解した。
実際の映像と共に真実が語られるのが興味をそそられた。
1970年代とは思えない…
当時の記録映像に手作りの土人形で作った再現画像を合わせた不思議な作りのドキュメンタリーだなと思っていたら、なるほど残っている記録映像は、クメールルージュが製作したいわゆるプロパガンダ的な映像ばかりだ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
教養、娯楽、そして家族
幸せに暮らしていた近代的な暮らしから一転、街から田舎へ強制退去
教養、娯楽、家族を奪われて名前や存在そのものを奪われる
得たものは飢餓、家族の死
共産国家の掲げる思想はソ…
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