伸び悩む台本作家のトマがオーディションにきたワンダに異様な欲求を求めていく映画
劇中でこの2人しか登場人物が出てこないのにこうも奥行き深いものを撮ってしまうポランスキーに驚かされる
ワンダの演技に魅…
2014年監督:ロマン•ポランスキー。19世紀オーストリアの小説家レオポルド•フォン•ザッヘル=マゾッホの自伝的小説「毛皮を着たヴィーナス」をもとにした戯曲を自信家で傲慢な演出家のトマはオーディショ…
>>続きを読む「違和感の中の統制」
脚本家兼演出家とオーディション女優との力関係のアンバランスを描いた作品
セットは西部劇で2人は芝居を始める。演技と会話の切れ目は限りなく無くし、女は何故台本を覚えているのか…
こーれは、見応えがあった〜。
わずか1時間そこそこで人の印象をこうも変えられるなんてすごいなぁ。役者の力、恐るべし。
こんなシチュエーションに憧れちゃう。いつかこんな風にどんどん役に没頭して演じて…
本当に最初から最後まで舞台も変わらず出演者も2人という徹底ぶり
会話劇ということで役者の演技力がかなり重要になるがそこは上手くて違和感ない
おじいちゃんになってもポランスキーはまだまだ官能的な映画…
このレビューはネタバレを含みます
舞台のオーディションで物語を進めるワンシチュエーションの2人劇で新しく感じた。
マゾの語源になった小説で、演出家と女優の立場が逆転する展開が良かった。
ラストに演出家がマゾだと分かり去っていく終わり…
(C)2013 R.P. PRODUCTIONS – MONOLITH FILMS