もはや再現映画に近い。ジャンヌ・ダルクが色々あって裁判にかけられた、という前提を踏まえた上で観ねばならない。当時の記録や後の証言を元にしていて、確かにブレッソンらしい禁欲的な演出はそのままだが、いつ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
足、手のアップ、ブレッソンだ。
顔は映さない
話の内容は冒頭から分かっている。どう展開していくのか。
力強い太鼓とトランペットの音。ジャンヌの戦いのイメージか。
カメラは無駄なく動き、無駄なくカット…
頑なに厳かに劇画要素を避け、ジャンヌダルクに関する唯一信頼されている資料の裁判記録のみをベースにし、ジャンヌと裁判官のリアルなやりとりを再現し映画としているため、映画というより純粋な画面がそこにある…
>>続きを読む