ジャンヌ・ダルク裁判に投稿された感想・評価 - 12ページ目

『ジャンヌ・ダルク裁判』に投稿された感想・評価

一挙手一投足の張り詰めた緊張感

フレーム外の出来事が自然にイメージされ補足される気持ち良さ(気持ち悪さ)がブレッソン作品の本質かもしれない

火刑場へ向かうジャンヌの足や鎖に抵抗しようと力む両腕、犬、鳥、そして煙に飲まれる十字架…
終盤の超絶ショットの連続に感動。
映画の大部分を占める裁判シーンは終始単調な切り返しで構成される。そこに「目…

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Ricola

Ricolaの感想・評価

3.9

最初の太鼓の音から迫り来る恐怖と虚無感を予感する。

シンプルにジャンヌ・ダルクが捕えられてから繰り返し行われる裁判から火やぶりの刑にあうまでが描かれている。
堂々巡りのように思われるがそんなことは…

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ブレッソンのフィルモグラフィの中でも地味な部類だけど、やはり一番脂が乗っていた時期の作品だから悪いわけが無い。

裁判ってだけあって台詞が多いが、牢に石が投げ込まれる場面等さり気ないながらも力強いカ…

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lag

lagの感想・評価

4.6
実に簡潔。無垢で厳格。力強く率直。弾劾裁判の原本と復権裁判の証言に基づく。審問と答弁と火刑。教会。司祭。野次。犬と鳥。ジャンヌ・ダルクは1431年5月30日に19歳で死去。
あや

あやの感想・評価

3.6

ジャンヌダルクが異端裁判にかけられているところを淡々と映している。

ジャンヌは本当に神の声を聞いたのか今も議論されていることで謎に包まれているけれど、あくまでこの映画ではジャンヌが神の遣いという前…

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いけ

いけの感想・評価

3.5
言葉によって描けない世界を断片化することによって新たな意味を付け加える、余地を残す。
sawa

sawaの感想・評価

3.5
火刑台まで歩く足だけのシーン。覗き穴。オープニングとエンディングの不気味なドラムロール。火あぶりになったときの音。
mdayaka

mdayakaの感想・評価

4.3
静かな繰り返し
ドアと足とラスト◎
削ぎ落とされた濃い1時間
Tyga

Tygaの感想・評価

4.0

視線の方向。
手脚をつなぐ鎖。
(おそらく)意図的ではない表情。
地上のジャンヌと地下牢のジャンヌ。
閉まりきらないドア。
署名する手を支える手。
窮屈に歩行する脚。
そして、最後の不在。

その全…

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