火刑場へ向かうジャンヌの足や鎖に抵抗しようと力む両腕、犬、鳥、そして煙に飲まれる十字架…
終盤の超絶ショットの連続に感動。
映画の大部分を占める裁判シーンは終始単調な切り返しで構成される。そこに「目…
最初の太鼓の音から迫り来る恐怖と虚無感を予感する。
シンプルにジャンヌ・ダルクが捕えられてから繰り返し行われる裁判から火やぶりの刑にあうまでが描かれている。
堂々巡りのように思われるがそんなことは…
ブレッソンのフィルモグラフィの中でも地味な部類だけど、やはり一番脂が乗っていた時期の作品だから悪いわけが無い。
裁判ってだけあって台詞が多いが、牢に石が投げ込まれる場面等さり気ないながらも力強いカ…
ジャンヌダルクが異端裁判にかけられているところを淡々と映している。
ジャンヌは本当に神の声を聞いたのか今も議論されていることで謎に包まれているけれど、あくまでこの映画ではジャンヌが神の遣いという前…
視線の方向。
手脚をつなぐ鎖。
(おそらく)意図的ではない表情。
地上のジャンヌと地下牢のジャンヌ。
閉まりきらないドア。
署名する手を支える手。
窮屈に歩行する脚。
そして、最後の不在。
その全…