ブレッソンの描くジャンヌ・ダルクの処刑裁判。
ドライヤーの『裁かるるジャンヌ』におけるジャンヌ像とはまた異なったジャンヌを映している。
ブレッソンらしく裁判はどんどん進み、しっかり集中していない…
ブレッソンにも合う合わないがあるなーと思い始めたくらいのタイミングなんだけどこれはバチっとハマった。わずか64分の一切無駄のない映画。
男だらけの法廷でとにかく否定し続ける、自分の信じたことを曲げ…
ドライヤーの 『裁かるるジャンヌ』を否定して俺ならこう撮るをやったブレッソンの『ジャンヌ・ダルク裁判』
とはいってもドライヤーの 『裁かるるジャンヌ』を見てないので比較できないけど!!
ブレッソン…
百年戦争から約600年もの時が経ち、科学が神の不在を暴いた現在においても、我々は彼女の信仰を疑う事が出来ない。
たとえ神などいなくとも、彼女がそれを敬う気持ちに偽りはないからだ。
ドライヤーの『裁…
終始、人物はウエストサイズで撮られ、同状況が繰り返されても構図を変えない。その結果、手と足と覗く目のカットが今作でもっともカメラが寄る瞬間になる為それが立ち上がって見える。
演技演出は客観的でありな…