短文感想 71点
ジャンヌダルクを描いた作品は結構ありますが、今作は『裁かるるジャンヌ』と双璧をなすジャンヌダルクの裁判に関わる作品。ロベール・ブレッソンらしく、顔や手などのパーツに焦点があたってい…
ジャンヌ・ダルクが火刑に処されるまでの家庭、異端審問の様子を描いた作品。
同様の作品だとドライヤーの裁かるゝジャンヌが有名。
こちらの作品は冒頭、ジャンヌ・ダルクに関する情報を簡単に説明しあとは…
いきなり落涙するのでジャンヌ・ダルクのイメージは歴史を軽々と飛び越え観客と地続きの世界に引き摺り下ろされる。独房の壁に入った罅から衆人環視され拷問ののち悔悛まで辿り着くも一生独房生活を強いられるのに…
>>続きを読む再びのジャンヌ映画。こちらはドライヤーと違い淡々とした会話劇のままジャンヌの火刑にまで及ぶ。しかし話の前提は広く共有されているため、今まで見た中でもブレッソンの作劇法が最も伝わるフィルムと言って良い…
>>続きを読むジャンヌの処刑へと至る裁判過程を、実際の記録を基に構成した異色の歴史劇。
最後のジャンヌの祈り、そして火刑へと向かうラストショットは、説明を超えた痛烈さで胸を打つ。声を発しながらも、制度によって封じ…
淡々と裁判の流れを追ってるだけの映像なのにジャンヌダルク役の俳優さんの目線だけの演技の魅力に目が離せず
「神様」ありきのトンデモ裁判を大真面目にしてるところは滑稽だし、いいように政治利用されててし…