ストローブ=ユイエの98年作品。エリオ・ヴィットリー二「カンバセーション・イン・シシリー」が原作。
15年ぶりにシチリアに里帰りスタ主人公が、港町で出会う様々な人々との会話が、豊穣の満足感を与えてく…
最もメロディアスな劇映画のひとつ。
港から山村に向かうなかで、男が海を見つめるその縦行きと手前と奥とで質感が異なるようなおどろおどろしい海。メロディのようなうっとりする発話がなされつつ俳優が顔を振り…
このレビューはネタバレを含みます
港で海を眺める男の後ろ姿三角形の一辺から海がひろがるみたいな独特の切り取りかた。
果物を売る人とその奥さんが壁に寄っかかってなにか喋ってると思ったら、最初の後ろ姿の男と会話してるとあとからわかる。距…
一応筋道立てたものを用意しておきながら、台詞は内容でなくリズムに、場面は単なる印象に重きを置いて、意味性みたいなものを漂白していく感覚があった。
だがその中で「私たちはもう今までと同じ義務ではけして…
ストローブ=ユイレ監督作品…満を持しての初鑑賞
《私は、あの冬、漠とした怒りの虜になった…》
とても印象的な一文で始まる小説…原作はヴィットリーニ著《シチリアでの会話》…フィル友様より小説を…
シチリア!ひどすぎる、世界を侮辱するなんて』(1998, 66min)Sicilia! Troppo male offendere il mondo. 世界と空ショット
初めてヴィットリーニの原作…
15年ぶりに故郷シチリアを訪れるため、ニューヨークから戻ってきた男を描く♡♬*゚
皆さんまぁーよく喋ること。急に黙り込む間が面白い。ただ世間話してるだけなのに、ずっと渋面で不機嫌そうなのも面白い。…
男がカーチャンのいるシチリアに帰る話で、相変わらずの対話。
しかし、冒頭の港のシーンでの後ろ姿のショットや、電車のシーンでの二人の男の立ち姿、極端なクローズアップなど、画面が面白すぎて飽きない。
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