Sicilyお気に入り②
息子がこの年齢になったから交わされたのであろう、
母と息子の生々しい会話劇。
息子の執拗な問いかけに母がこたえる。
いくつになっても息子にとって両親は善であって欲しいのだ…
語り合う登場人物たちすべてに何かしら言い知れない現状打破への欲望というものの強烈な熱量を感じた。
ストローブ=ユイレの作品は情報を得るたびに観に行っている。今後の人生で何回観る機会が訪れるか?常に注…
港で海を眺める男の後ろ姿三角形の一辺から海がひろがるみたいな独特の切り取りかた。
果物を売る人とその奥さんが壁に寄っかかってなにか喋ってると思ったら、最初の後ろ姿の男と会話してるとあとからわかる。距…
顔のクローズアップにひどく感動した記憶がある。
人物ワンショットの奥の背景は、ゴツゴツした岩だったり、車窓から差し込む光だったり、なにか有機のものにこだわっているかんじがある
電車から捉えただろう…
引き続きペドロ・コスタ カルト・ブランシェ。ストローブ=ユイレ。ぼんやりとあの母子は実は本当には親子ではなくお互いに境遇の似た他人の会話なのかもしれないと思いながら見た。重なる社会構造。重なる人の歴…
>>続きを読む一応筋道立てたものを用意しておきながら、台詞は内容でなくリズムに、場面は単なる印象に重きを置いて、意味性みたいなものを漂白していく感覚があった。
だがその中で「私たちはもう今までと同じ義務ではけして…