裁かれるは善人のみの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 5ページ目

『裁かれるは善人のみ』に投稿された感想・評価

DW

DWの感想・評価

4.0

『父、帰る』『ラブレス』、そして今作『裁かれるは善人のみ』。この監督には名作しかないのでしょうか。ロシアはタルコフスキー、ソクーロフなどの怪物を産み出しましたが、アンドレイ・ズビャギンツェフもそんな…

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旅男

旅男の感想・評価

3.8

タイトルと予告からお察しの通り絶望を丹念に磨き上げて作られた映画
町を囲む自然や解体シーンの構図の美しさが一層苦しさを引き立てる
ないと分かりつつ最後の一撃を期待する自分の甘さまで含めて救いはない

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題名に惹かれて観たのですが、これまた覚えてなくて、みなさんのレビューを拝読。
重厚な作品ですね。観ないといけない。
今のロシアでは上映されないでしょう。
独裁者に都合の悪いものは全て抹殺される。
悪…

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ロシア語には安全を表す単語が存在しないらしい。車の修理工場を営む男の元に、娯楽施設を建設するために土地を明け渡せとの通達が市から入り、拒否する彼と友人の弁護士に足して不正裁判をしたり銃で脅したり市長…

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一人旅

一人旅の感想・評価

5.0

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督作。

土地の買収を巡る所有者の男と強欲な市長の対立を描いたドラマ。

『父、帰る』(2003)のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督による重厚な人間ドラマの秀作で、ロシ…

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権力を盾に不当な土地買収を計画する市長に対し立ち向かった市民の結末を描いたロシア映画。

2022年97本目。

『ラブレス』のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品です。『ラブレス』ほどの不快な胸糞…

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sasa

sasaの感想・評価

3.7
なすすべなく巨悪に踏み潰される民。富む者のためだけの宗教。独裁への批判だけでなく、人間の弱さも見逃さない。巨大なクジラの骸は、正義や神という強く大きなものの死の暗喩か。
あろは

あろはの感想・評価

4.0

ロシア人監督、アンドレイ・ズビャギンツェフ長編4作目にあたる作品。

持てる限りの権力を振りかざし、傍若無人な振る舞いで弱者から搾取していく傲慢さを前に、自然の富までもが枯渇していく。

ロシア国内…

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結局、世の中ってこういうことの方が多いんじゃないかなぁと、やけに説得力とリアリティのある映画でした。

悪い奴はいつでもどこにでもいるということは、それに泣かされる人がいるということ。そしてその泣か…

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arch

archの感想・評価

2.8

今のロシアにも通ずる権力者によって葬られる市民の構図が本作では描かれる。ポスターにあるクジラの死骸は、腐敗した体制の象徴のようだが、今となってはロシアという国そのものの象徴になっている気もする。

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