ハート型のフォトスポットが作られた、変わり果てた姿の壯圍沙丘旅遊服務園區で見た。創造力の塊とでも言える建築の敷地内に、想像力の欠片もない造形物が作られる現実。
その環境で見た影響もあって、映画のテ…
はじめ社会派志向ゆえの静謐さかと思うも、やがて廃墟こそが主役と気づく。現代作としては稀有の到達点。悲しむ動物、子供の遊び、雨と野犬。タルコフスキーやアンゲロプロスの時間感覚へ惹かれる人に強くお奨め。…
>>続きを読む【自慰】
鬼才・ツァイ・ミンリャン自身の作家的限界によりこれを機に引退する事を決意した捨て身の作品。世界的な不況をバックボーンにした貧困一家の流浪の旅を描いた、オデュッセイアとも取れる内容。
主…
(別媒体から感想を転記)
2023/11/25
蔡明亮の商業映画引退作。スーパーマーケットのシーンなどでの赤や黄色の明るい色味が蔡明亮には珍しく感じる一方で、放尿に対する情熱的なこだわりや永遠に感…
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