はじめ社会派志向ゆえの静謐さかと思うも、やがて廃墟こそが主役と気づく。現代作としては稀有の到達点。悲しむ動物、子供の遊び、雨と野犬。タルコフスキーやアンゲロプロスの時間感覚へ惹かれる人に強くお奨め。…
>>続きを読む『天橋不見了』から大好きな蔡明亮。
固定カメラ長回しが特徴な監督だが今作は過去一で固定、そして長回し、観る者の忍耐力が問われるようだった。
でもその一見微動だにしないシーンを端から端まで注意深く見つ…
このレビューはネタバレを含みます
ハート型のフォトスポットが作られた、変わり果てた姿の壯圍沙丘旅遊服務園區で見た。創造力の塊とでも言える建築の敷地内に、想像力の欠片もない造形物が作られる現実。
その環境で見た影響もあって、映画のテ…
とにかく寄るべない、哀しい気持ちになる映画だった。
リー・カンションは本当に寂しい役がよく似合う…
初期先品+これのBlu-rayBOXは『河』以外は繰り返し観る気がする。
『河』は向こう10年く…
食べることとか食べさせることがツァイミンリャンの映画ではよく出てくる気がしてキャベツという代替的なものを食べるという代替的な行為の対象として消費することがその意味以上に単純にリーカンションらしさみた…
>>続きを読むおじいちゃんこんなん作っちゃった…しかもこの次に『日子』撮っちゃった…
女の後ろで酒飲んじゃって、からの空の酒飲んじゃって、なんもできない何分間、顔面白すぎるし悲し過ぎる。去られて立って去って、ああ…
本作のリー・カンションはキャベツに八つ当たりしたり、抱擁したり、相変わらずの変態演技ぶり。
冒頭から切実な状況ながらも、さらに状況は悪化するし、雨漏りも悪化する。
親子3人以外に登場する3人の女…
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