【自慰】
鬼才・ツァイ・ミンリャン自身の作家的限界によりこれを機に引退する事を決意した捨て身の作品。世界的な不況をバックボーンにした貧困一家の流浪の旅を描いた、オデュッセイアとも取れる内容。
主…
「人間立て看板」の仕事で身銭を稼いで廃墟を家にして子供を養う貧しい父親のお話
ツァイ・ミンリャン監督特有の狂ってるとしか言いようがない長回しが見事に父親の生活を描くに相応しいリアリズムを演出してい…
あまり観ていなかったアジアの映画を出来るだけ観ようと思って、台湾で映画制作をしているツァイ・ミンリャン監督の引退作と言われていた『郊遊』(2013)にしてみた。タイトルの郊遊はそのままピクニックの意…
>>続きを読むこれまでのミンリャン映画を通過していながらどの作品とも決定的に異なる。言葉や生活音そして僅かなノイズは巨大すぎる静寂に押し潰され、最後には光すらも差し込まない最果てへと導かれる。独自の表現スタイルを…
>>続きを読む(C)2013 Homegreen Films & JBA Production