きみはいい子の作品情報・感想・評価 - 276ページ目

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

Osamu

Osamuの感想・評価

3.6
子どもを抱きしめる、親に抱きしめられる。
そこに起こることを、その感覚を思い出す映画。

自分も大人になったし、子どももある程度大きくなったから、今は抱きしめられることも抱きしめることも、ちょっと無い。
でも、本当は抱きしめてあげるべき場面を見逃しているのかもしれない。
今の社会の問題、児童虐待、いじめ、学級崩壊、独居老人などを群像劇スタイルで描く作品。映画だとはわかっていても、子役たちの演技がガチ過ぎて観ていてつらい。救いもあるし、救えてない所もあるかもしれない。高良さん、池脇さん、尾野さんなどもいい演技。
今自分の目の前には直接無いけど、このデリケートで難しい現代社会の問題は根付いて、確かに『そこ』にあるんだろうな。
生きてる以上、歳を取っていく上では避けては通れない事柄でもあるし。

リアルで淡々としたタッチながらも、どこか張り詰めた空気というか緊張感があって、それを見つけてもらえた時には思わず涙が込み上げた。

根っこのとこは前作『そこのみにて光輝く』に通じる部分はあって、より身近な『家族愛』がテーマなだけにそれなりに考えさせられた。

尾野真千子がハマり役だった!何と言っても序盤の子供を見る目ね! 親が子供を見る目じゃ無いだろう…怖い。あと池脇千鶴も前作とはガラッと変わってまた良いキャラ立ちしてたな。

笑いから笑いや、叫びからの叫びみたいに同じ行動から別のシチュエーションへの切り替えは、監督の最近のブームなのかな? その繰り返しがチョットあざとかったのと、最後のCGの桜は余計だろ…

ラストの終わり方も惜しい気がした。
mick

mickの感想・評価

3.2
いろんな所に狙った感があって素直に観れなかったし、最後のシーンは意味が分かりませんでした… 。
私の理解力の無さのせいだけど、モヤモヤする〜。

自閉症の子供を演じていた加部亜門くんが一際目を惹く存在だった。ものすごい演技力!
これからの活躍が楽しみな子役さん。
“抱きしめる”ってのが説明はできないけど心を動かす力があるってのをスクリーンを通してビンビン感じた。観ていて辛いシーンも多かったしそんな簡単なもんじゃないかもしれんけどこの映画のそれはなんかリアルに温かかった。中盤ぐらいまでかなり重いし苦しいシーンも多いけど高良健吾の新米先生がいい感じに頼りなくてやる気なくて緩めてくれるw池脇千鶴のナチュラル演技も凄い!
さりげなく繋がっていく感じも素晴らしいです!
nakashima

nakashimaの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

初日舞台挨拶へ。

そこのみにて光り輝くの呉監督の新作。
主に幼児虐待、DVを描いた作品で日々のニュースでも悲しいほどに亡くなっていくお子さんがいる現代社会とあって僕は幸い身近に感じたことはないけれど、DVやいじめなど身近だった人も多いんだろうなと思う。
原作はいくつかの短編からなっているらしくその中の3編を同時並行だがほとんど交わることなく描いていく。交わることはないけれど共通する点も同時にあるから波状に重くのしかかってくるんだけど後半のそれに対する優しさに月並みすぎるけど包まれて本当に不思議な感覚に陥った。どんなにひどい目にあっても子にとって親は唯一無二で。どうすればいい子になれるかなという少年の言葉がずしんときて僕はあの時抱きしめてあげたくなった。
抱きしめるという行為が人に与える優しさ。特に辛いときしんどいときに言葉はときに無力な時もあると個人的には思っていて。でも抱きしめたり抱きしめられたりするだけでちょっと安心することもあるのかもしれないなと子供でもないし虐待もうけたことはないけど見ていてすごくほっとしすぎて放心していたのか包まれたというかふわふわした不思議な感じでせっかくの舞台挨拶も余韻に浸る方が良かったかもって思えるぐらいなかなかない体験をしました。
もしいつか結婚できたら、子供ができたら、相手を子供を抱きしめてあげたいなと思いました。
見れて本当に良かった。1ヶ月後ぐらいに空いてるレイトとかでもう一度みたいと思いました。
日本が抱える社会問題。親の虐待、学校でのいじめ、お年寄りの認知症、日本のみならず世界共通の問題として考えなければいけないというメッセージもこめられた映画が「きみはいい子」だ。
様々なテーマを扱うだけに出てくる人間も多種多様。それだけに興味深く見入ってしまうのはそれぞれの人物が各々で抱えている問題や置かれている状況からどう打破し立ち向かっていくかという面だ。親の虐待というテーマを見ると手をだしてしまう母親は過去に自身も虐待を受けた経験がある。学校では新米教師が荒れ狂ったクラスを受け持つことになるが手におえず、段々と不満が表面化に。ここで解決策として持ってきたのが第三の人間の存在。問題を抱えた人々はこの第三の人間を見て、羨ましがり、尊敬し、共感する。問題は違えど、終着点は皆一緒という人間のありがたみをしみじみ実感できる。
そして、キャスト陣の熱演もそれぞれ見事というしかない。新米教師を演じた高良健吾は教壇でのよそよそしさ、先生として頼りない雰囲気が滲み出ているが教壇を離れると一般的な若者。このメリハリを違和感なくこなしている。虐待をする親を演じた尾野真千子は笑顔をほとんど見せず常に子供の接し方に悩んでいる。手をあげる時は血気迫り、ママ友の前では笑っているが心の底からの笑いではない。この曖昧な表情を一貫して表せるのはベテラン女優の証と言える。他にも認知症の老人、障害をもつ生徒と一筋縄で演じることができない役しか今回は現れない。ベテランの貫禄ある演技から将来が楽しみな俳優まで幅広く鑑賞できるのも魅力の一つ。
k

kの感想・評価

4.0
グッとくる場面はいくつかあったけれど、最後がすごく良かった。パンフレットの中の映画化に寄せての中脇さんの言葉がすてきで、その通りだなあと思った。みんな子どもだったしみんなそれぞれに色んな思いを抱えてる。大切な人にはいつでも寄り添っていたいな。
家族のこととか大切な人達のことを考えながら今の幸せをよく考えることができた!辛いシーンもあったし自分にはまだ守るものとかよくわからないけど抱きしめ合うシーンとか素敵な台詞も多くてとても最後にはとてもあたたかい気持ちになりました!
あゆみ

あゆみの感想・評価

4.0
高良くんが主演じゃなければ見てなかったと思うけど、色々考えさせられる話だったし見てよかった。しあわせとは〜〜のセリフ、監督も好きだって言ってたけど私も好きだなあ。