きみはいい子の作品情報・感想・評価 - 276ページ目

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

しゅん

しゅんの感想・評価

4.4
泣けました。全国の親は是非見るべきだと思います!
昔小学校の時いじめられてて、僕が卒業する時、担任の先生が
「君は強くなりましたね」
っていう手紙をくれたのを思い出しました。
今年で一番の邦画かも…?
tsuyu

tsuyuの感想・評価

4.2
『きみはいい子』観た。
楽しみにしてた呉美保監督の新作。
小学校の学級崩壊、児童虐待、認知症、障害に向き合う人々を描いた、
限りなくリアルで、評判通りに素晴らしい群像劇。

互いを通じて苦しくもなるし救われる、そんな大人と子供の繋がりに胸を打たれて、
終盤は涙がボロッボロに溢れて止まらなかった。

観終わった後は、今すぐに、大切な家族を抱き締めたくなる。
実家…帰ろう。
Risako

Risakoの感想・評価

4.0
すごく良かった
少し重い場面とかあったけど
詳しい感想は他のレビュー見てください

高良健吾がやはりカッコ良すぎた

普段の私服とかストリート系なのに役が新米教師とか清純な役だからそのギャップがまたいい
子供に罪はないんだよなあ。
つくづくそんなことを思わされた。

少し前に見た「みんなの学校」とは対照的な映画だったように思える。


映画始まってからすぐ尾野真知子のことは到底好きになれないような虐待のシーンなんだけど。
ただ、これは今日もどこかで起きている紛れもない事実であり、日本社会の一つの問題でもある。
いざこうやって現実を突き付けられるとやはり辛い。胸が苦しかった。

高良健吾の姉の役が言っていたセリフで、「自分が子供に優しくすると、子供は誰かに優しくする。母親が世界を救うんだ。母親って凄いでしょう??」みたいな台詞があったが、とても印象に残っている。
まずは大人がしっかりしないとね。

いい場面ももちろん多いんだけども、、
特におばあちゃんと子供の話なんてめちゃくちゃ泣けたし。
学校の教育現場をこの映画はリアルに撮ってくれていたと思うのだが、ここで自分が小学生のときを思い出してみる。
毎日外で遊んで、やりたいことやって、先生にめちゃくちゃ怒られたりもして。
怒られたその時はもちろん落ち込むんだけど、ただ先生のストレスで怒ってるのではなくて自分のためを思って叱ってくれてるのも分かるし、反省もする。

ただ、この映画でちゃんと怒ったり、叱ったりっていうシーンがなかったりだとか。
子供はそんなこと気にしてないだろうという男女平等のために全員を「〜さん」で呼んだり。
見て思ったのは大人と子供の「ズレ」。

やっぱり大人と子供の考えてることは違うということ。
そこをしっかり大人が分かってあげないと。

もっとこの映画について語りたいことはあるんだけど。。
この映画では様々な問題を提起していて、見た人それぞれ感じ方や考え方が違うと思うのだけど、この映画を見た僕ら一人一人が子供たちを1人でも多く救えるといいですね。



最後に他の方のレビューにも書いてありましたが、尾野真知子の子役のアフターケアがしっかりされているのか。
とても大事です。
filmarksのレビュー見てテスト前にも関わらず観てきた

内容知らないで観たけど
テーマが児童虐待で重かった 誰が観ても胸が痛くなるような描写が多い

でも愛が沢山詰まってる映画で
今年一番泣いた ティッシュ必須

鼻すする音とかでみんな泣いてるのがわかって優しさって伝染すんだなぁって思った

そこのみにて光り輝くも観よう
らいち

らいちの感想・評価

4.5
「子どもに優しくすれば、世界は平和になるのにね」―
そのセリフが突き刺さる。子どもは無垢であるゆえ、目の前の大人を真似る。大人が子どもに優しさを与えれば、子どもも他人に優しさを与えることを覚えるのだ。そして、その優しさを与え、分かち合うことができる手段が「ハグ」だ。ギュッと抱きしめられる感覚は、この映画そのものといって良いのではないか。

同監督の前作「そこのみにて~」が周りの評判とは裏腹にあまりハマらなかったため、あまり期待していなかったものの、本作を観終わって映画館で観られて良かったと真に思った。ヒューマンドラマの秀作であり、今年の日本映画を語るうえで欠かせぬ1本だ。

様々な問題を抱える大人と子どもを描いた群像劇だ。児童虐待、育児放棄、学級崩壊、モンスターペアレント、独居老人など、現代性を孕む社会問題を扱った内容で、物語は大きく3つに分けられる。子どもたちを相手に奮闘する小学校の新任教師の話、幼い我が子への虐待をやめることができない母親の話、認知症っぽいお婆ちゃんが近所の自閉症の子どもと触れ合う話、この3つだ。それぞれが独立した話として交互に進行するが、次第に明らかにされる3つの繋がりにハッとさせられる。本作ではその繋がりを描くのに、彼らを直接引き合わすことを避け、鑑賞者の想像に委ねる範囲に留めている。このあたりのセンスは日本映画ではあまり見受けられないタイプで、非常に巧い。

扱われる内容が多岐に渡る分、観る人の視点によって「どんな映画 なのか」という解釈も変わりそうだ。自分は大人と子どもの関係性に注目した。

子どもの集中力は凄い。ときに大人たちは彼らが何を考えているのか理解できなくなる。限られた環境と少ない経験のなかで個性が育まれるため、社会の中で活きるための人格形成は不完全だ。視野が狭く、周りに十分な思いやりを注ぐことができない。大人たちが子どもたちの視点に立って、理解を得ようと腐心してもコントロールできないのも無理はない。「何が良くて、何が悪いのか」、子どもたちに分別をつけさせるためにとられるのが体罰。自分の小学校時代を思い出す。教室内で友人とふざけて、屋外での課外授業の集合時間に遅れると、担任の先生に容赦なくビンタされ、ときに投げ飛ばされた。悪いことをしたという事実を恐怖と痛みで知るわけだ。「それはないだろ?」と先生を恨むこともあったけれど、それ以上に熱心に自分たちに向き合い愛情を注いでくれた先生を今でも敬愛している。しかし、いつの間にか時代は変わったようで、先生は子どもたちを男女区別なく「~さん」と呼び、子どもたちと適度な距離感をとることを忘れない。想定される多くのリスクを回避するためだ。子どもたちは今も昔も変わっていない。変わっているのは大人のほうかもしれない。

高良健吾演じる、新米教師は現代的に描かれる。「ゆとり世代」と言ってしまうのは偏見かもしれないが、教育に対して情熱を燃やすタイプではなく、子どもたちの暴れっぷりに対してストレートに「苦痛」とボヤくタイプだ。しかし 、先生も個性をもった人だ。完璧な人なんてどんだけいるだろう。本作の新米教師の不完全さは、自分がお世話になった先生たちとあまり変わらないように思える。不器用ながらも子どもたちと向き合おうとする新米教師の真面目さにむしろ感心するくらいだ。その新米教師の前に、ある日、育児放棄された生徒の問題が持ち上がる。新米教師は、その生徒を救おうと奔走するが、大人たちが社会がそれを邪魔する。

尾野真千子演じる、若い母親は幼い子どもに手を上げることをやめられない。その折檻シーンは目を覆いたくなるほど痛ましく描かれるが、それを見て同時に、児童虐待のリアルに目を背けない本作の覚悟のようなものを感じた。母親の折檻は衝動に近いもので、悪いことだとわかっているのにやめられず、その後は 自責の念に駆られる。その一方、虐待を受ける幼児はそれでも母親にすがることをやめない。暴力を振るわれても母親を愛することしか知らないからだ。それがわかっているので母親はもっと苦しむ。負の連鎖から脱せない状況のなか、ある日、池脇千鶴演じる、同じ幼児を持つ近所の母親と親しくなる。子どもを愛し優しく大らかに育てる、主人公とは正反対の母親だ。

2つの物語で直面するのは、いずれも深刻な事態だ。そして、解決することの難しさも誠実に描かれる。しかし、その問題を突き破るために前進することは必ずできるはずで、それを信じさせる力がこの映画にはある。登場人物たちが前に踏み出すまでの道のりがとても感動的だ。共通する鍵は「ハグ」。思いやりを与え、理解を共有するその行為は、思い悩む人たちの背中をそっと押してくれる。人の体温をじっくりと感じさせるハグのシーンが素晴らしく、今でも深く胸に刻まれている。

劇中、父親という重要な役割を排除したことで、母親と子どもの感情の行き場がなくし、緊張感を増す構図にしたり、各エピソードのつながり、場面場面の転換を共通する同じ画で繋げてみたりなど、監督は映像表現においても優れた手腕をみせる。そのなかでも、特筆すべきは子どもたちへの演出だ。子どもたちの言動、リアクションは、まるでドキュメンタリーを見ているような息遣いだ。学級崩壊のシーンの生々しさが凄い。おそらく、それぞれの子役たちに設定した役を当てはめているのではなく、子どもたちが持つ素の個性をそのまま活かしているのだ。そう考えると是枝演出にとても近いものを感じる。

「傑作」と言い切れない点もある。3つ目の独居老人と自閉症の子どものエピソードについてはどうしても引っかかってしまう。個人的にはいらなかったように思う。それ単体では、扱うべき興味深いテーマだと思うが、他2つのエピソードとは軸足がやや異なるため、1つの映画としてバランスが悪い。自閉症を演じた子役の子は素晴らしい演技を魅せるのだが、他エピソードで目立った「演技をさせない子役の演技」とは色が違う。自閉症の子どもを預かってくれた老人に対して、子どもの母親が泣きじゃくるシーンもノレない。障害をもったお母さんって、もっと逞しいはずではないか。涙を流すという、ストレートすぎる感動の醸成も本作らしくない。惜しいと思った。

高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴の三者のパフォーマンスが圧倒的に素晴らしい。 とりわけ、子持ちの肝っ玉母さんという新境地に挑んだ、池脇千鶴がキャリアベストのパフォーマンス。「わかってるから・・・」のハグにこっちは泣いてしまいましたよ。

【75点】
ゆきち

ゆきちの感想・評価

4.0
観ているだけで、いろいろ考えさせられる映画でした。心にぐっとくる言葉がいくつもあって、
一番は、主人公のお姉さんが言った
「私がこの子に優しくすると、この子も他人に優しくするの。子どもを可愛がれば、世界が平和になるわけ!」
と、自閉症の子が言っていた
「しあわせは、晩ご飯を食べて、お風呂に入って、お布団に入って、お母さんにおやすみを言ってもらうときの気持ちです。」
って言葉にきゅんとしました。
そんな簡単に世の中うまくいかないよ!って気持ちもあるけれど、確かにそうだなぁって思わせてくれる、それを信じさせてくれる作品でした。

最後の終わり方だけ、ちょっと気になる部分が多すぎて、かえって後味悪かったかな。
それ以外は本当に素敵な映画でした。
きゃん

きゃんの感想・評価

3.5
優柔不断で頼りない新米小学校教師の奮闘、子どもに手を上げてしまう母親の苦悩、認知症が始まった一人暮らしの老人の日常が交差しながらストーリーが進んでいく。幼児虐待、ネグレクト、いじめ、学級崩壊、モンスターペアレント、高齢者問題など日本が抱えている社会問題がたくさん盛り込まれていた。
どの登場人物も迷いながらも懸命に生きている。

尾野真千子演じる母親は自分が親に虐待されて育ったため、子にも手を上げてしまう。親に優しくされたことがないので、子に優しく接する方法が分からない。子は親を見て育つ。だから逆に子に優しくすると子どもも誰かに優しくする。親じゃなくても良い、誰かに1回でも優しくされることで人は他の人にも優しくしたいと思う。誰かの何気ない言動によって救われる。

子供たちの演技が自然で素晴らしかった。高良くん演じる担任が子どもたちに与えた宿題の答えを生徒一人ひとりに聞いていくシーンはドキュメンタリーを見ているかのようだった。台本なしのぶっつけ本番だったようで、生徒たちの答え方はそれぞれ個性があって、素直な感想だった。はっきりと気持ちを表現できる子もいれば、曖昧な感じにしか言えない子、照れて話さない子など。子どもたちの生き生き感を上手く撮っていた。

一番印象に残ったシーンは、一人暮らしの老女と自閉症の子を持つ母親の玄関での会話。息子が障害を持っているため今まで周りに謝ってばかりいた母親が、老女にこの子はいい子だと息子のことを褒められて涙が溢れ出る。
自閉症の子弘也を演じる加部亜門くんの演技が素晴らしかった。ここまでできるのかと思うくらいの名演。
「幸せとは、晩ご飯を食べて、お風呂入って、寝るときにお母さんがおやすみって言ってくれるときの気持ちです」という弘也くんのセリフに涙が止まらなくなった。

ラストはここで終わるの?って終わり方で続きが気になる。残酷な方に捉えることも、望みの光が見えるようにも捉えられる。私は残酷な方を考えてしまった。

誰かに抱きしめられたくなる、誰かを抱きしめたくなる作品。人は人によって救われる。
映画のなかの音がどれも暴力的に響く。
カップの割れる音、それに伴って母親の怒鳴り声、それにびっくりして泣きじゃくる子ども…。

この映画が息苦しいのは、そういった不快な音の連鎖に巻き込まれるから。

唯一の救いは認知症のおばあちゃん。
皆、このおばあちゃんの子どもになれば幸せだと思うけど、この映画はそういった絶対的な存在による救いという安易な解決法はとらない。

安易に「解決」しない、というスタンスはリアルで好感がもてる。
Jude

Judeの感想・評価

4.1
お話やテーマ云々よりも
とにかく出演者全員が演技が上手かったのだなと感じた作品。
演出もそうだろう。

折々の掴みっぽい台詞よりも、それぞれの表情や動きの方がよほど心に残っている。

高良健吾は今作で初めて見たが、
存在感があった