大岡昇平原作、菊島隆三脚本、川島雄三監督による文芸作品。
銀座のホステス葉子(池内淳子)は、三年付き合ってきた大学教授の松崎(池辺良)と別れたばかり。ホステスとしては曲がり角の時期だが、昔から好意を…
東宝と大映では照明の当て方が違うのか本作の方が明るく見える。そのせいか、かなり暗い話なのに池内淳子がキラキラしてる。池内淳子は、テレビドラマにおける日本の綺麗なお母さんのイメージ。本作は、ダメンズを…
>>続きを読む白洲正子の随筆を読んでいたらこの作品のモデルになった坂本睦子や青山二郎のことがいろいろ出てきたので(親しい友人だったらしい)ひさしぶりに見た。前に見たのは2014年らしい。10年前!
つねになにか越…
佐野周二の罪深きいじらしさ。
他の男も碌でもない奴らばかり。
花の散る木の下に立つ彼女はとても美しくあるが、それは終わりゆえのものである気がして、仕方なかった。
ラストシーンありにも思え、川島雄三に…
大岡昇平の私小説を原作とし、池部良が演じた人物が本人で、池内淳子のバー女給は坂本睦子、佐野周二の骨董蒐集家は青山二郎であるが、大岡は青山を批判的に著した様で、そのまま川島雄三監督は、原作に忠実に夜の…
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