戦闘描写を入れることなく、静かに戦争を描いた作品。
廃船の中に一人きりで暮らすイラン系と思しき少年。
その姿に悲壮感は全くなく、釣った魚を売って生計を立てるなど、生きる知恵と力に溢れてます。なんと頼…
おとといの朝起きて、そう言えば今年イラン映画の新作を観てないなとふと思いつきネットで調べてみるとこの作品がひっかかり、しかも第七芸術劇場で明日までしかやっていないことを知り、ぎりぎりスライディングセ…
>>続きを読むイラン映画。国境付近の船内で暮らす少年と招かれざる客との交流を軸に、戦争の残忍さや不条理を静かに描いた作品。
登場人物は赤ん坊含めて4人だけで、登場人物たちがどういった経緯でここで暮らしているのか…
戦争映画に不可欠なのは、戦闘シーンではなく、人と人との関係性の機微を描けているかどうかだと、勝手ながら思っています。
戦闘シーンどころか、ほとんど銃声すら聞こえてこないこの作品は、それでも確かに戦争…
[ボーダレス ぼくの船の国境線]
イラン映画。
イラン、イラク、国境線に放置された、廃船。
少年は毎日通い、魚を獲ったり、貝を集めたり、そこで過ごす日々です。
ですが、侵入者が…同じく、少年……
前半ダルだったけど、反戦には色々な表現があるなあ、と。
国境近にある廃船のなかで生活している少年に起こる物語。たくましく生活しているある日、闖入者がやってくる。
少年は闖入者を通じて、切なさを知…
子供が国境も言葉の壁も取り払うきっかけになってくれるよ。戦争は良くないね。っていう話。たぶん。とても良かった。
台詞は少なくお互いに言葉も通じてないけど少しずつ通じ合っていく感じ。
映画自体も直接…
戦争下、立入禁止の国境の川。そこに浮かぶ廃船の中で交わす心の物語。
これ、好きです。
主人公の少年の息づかいの音が印象的。外の世界から隠れて暮らす状況に、観る側も音に敏感になる。
セリフは少な…
(C)Mojtaba Amini