3.11と呼ばれる日常や価値観を根本的に転覆させうる災害があった。本作は、その事件に被災した当事者ではなく、遠く離れた被災地以外にいた人々の心情にフォーカスする。
当事者ではない、されどそれは日常に…
「目覚め」の映画。死んだはずの恋人の影を追いかける"夢"からの「目覚め」が徹底的に繰り返される(し、何ならその「目覚め」そのものを何度も連続して反復するシークエンスが途中存在する)ことからも、「目覚…
>>続きを読むパプリカはじめとした今敏作品を彷彿させるような目眩く夢の世界。脈絡なく繋がっていく場面、衝撃音と共に現実に引き戻される演出はだれしもが持っている夢に対する手触りを見事に再現していて、体験的な夢の映像…
>>続きを読む音声、カメラワーク、カットなど自分が認識しうる映画の全ての技術で創意工夫してあって、映画のお節料理というか、見た後に2Dであるはずなのに立体的な体験をした感覚になった。これは必ず映画館で見るべきと思…
>>続きを読む映像作家・小森はるかさんの「二重のまち」や濱口竜介監督の「なみのこえ」3部作などで本作を引き合いにしたレビューを見かけたものの配信されておらず、復活上映を楽しみにしていた作品です。
3.11を題材…
こんなに衝撃を受けた映画は久しい。現実と夢あるいはフィクション(「現実」と「フィクション」とはなにか?)が幾重にも織り込まれており、その折り目は実際に手に取ってみないとわからない(いや、厳密にはわか…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
講義、お金を払ってでも受けたい!とても面白かった
上映後のトーク、まさにシェアリングでこの映画の特典映像のようだった
瑛子の女性を捨てていない感じが妙でとても良かった、高いヒールにアイライン。…
アテネ・フランセ文化センター、篠崎誠特集にて。
『SHARING』
3.11を境に恋人との現実と幻想が混ざり合う、社会心理学者の瑛子。震災を経験していないのに、実感を持って夢を見てしまう人々を熱心…
©SHINOZAKI Makoto/COMTEG