戦後復興期の女性の生き様を描いた文学ドラマ。
原作は川端康成の小説で第7回野間文芸賞を受賞(1954年度)。
成瀬巳喜男が監督を務め、山村聡、原節子、上原謙、長岡輝子、中北千枝子らが共演。
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これはすぐに原作を読まなくちゃ。
子どものあっかんべーでなんとなく感じたこの作品のテーマ。
能の面を少し傾けるだけで現れる別の感情。更に能面の下には本物の顔。
何か見落としているのかもしれな…
神韻縹渺!
成瀬にしては珍しく何とも言われぬ不気味な作品。彼のお得意庶民(鎌倉だからちょっぴりブルジョア?)映画の姿形をとって、実は人間の心の奥底に流れる愚劣さがこれでもかというほど描かれている。原…
「めし」に続いて上原謙と原節子がまた夫婦!しかも上原謙がクズ中のクズ!愛人を作り、あまつさえ暴力を振るって喜んでいる鬼畜です。なにがそんな彼にさせてしまったのか。おそらく戦争によるPTSDだろう。映…
>>続きを読む原節子みたいな人が絶滅危惧種のように感じる(いい意味で)
嫁入りしたからと言って、あんなに気を使っている人はまだ地方だといるのだろうか
上原謙が奥さんである原節子を労わらず、外に女を作りと散々
優…
北鎌倉が舞台、ヒロイン=原節子、舅と嫁の怪しい関係とくれば、映画通を自認する方ならば小津安二郎の紀子三部作をすぐに思い出すだろう。
川端康成の原作を映画化するにあたって、監督成瀬巳喜男は同じ松竹の…
生真面目な性格の妻が何度顔を曇らせるのを見たでしょう。
夫が酷い奴で、皮肉めいた言葉を平然と妻に投げかける。
また別の形でも、夫に酷いことをされた女が登場する。
彼女たちは自分にできる形で男に反…