戦後復興期の女性の生き様を描いた文学ドラマ。
原作は川端康成の小説で第7回野間文芸賞を受賞(1954年度)。
成瀬巳喜男が監督を務め、山村聡、原節子、上原謙、長岡輝子、中北千枝子らが共演。
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下世話なんだけど、どうも清廉とした外見で成瀬らしい佳作。
ただし、中身は非常にいやらしい。
老け役の過ぎる山村聰は諦観じみていて、嫁に対する視座は憐憫と幾重にもなる後ろめたさを感じさせる。そして、そ…
BSシネマ 初鑑賞
昭和29年作品で小学生後半だった
住まいは阪神山手の関西だが鎌倉駅家屋家々の塀玄関等が近くの風景の記憶にある
現在の鎌倉駅丸の内日比谷公園との違いが文化遺産の如し
物語としてはか…
成瀬巳喜男生誕120年。
原作はもっと義父と嫁の艶めかしい恋愛要素があったようだけど、映画は抑えたトーンだからこそ、優しい山村聰と物憂げな原節子の演技を楽しめることができたのだと思う。
いつもは善…
『めし』でも夫婦を演じた原節子と上原謙。同じく倦怠期の夫婦を描きながらも、その結末は正反対と言っても良い。会話もほぼ無く、並んで歩くことすらない夫婦の仲を憂うのは山村聰。絹子と邂逅するシーンが絶品で…
>>続きを読む川端康成、原節子 ということで(以前BSを録画したのを)視聴
昔(?)原作を読んだけど、こんな内容だったっけ?と思いました。
家族の愛情をとても感じました。
老夫婦の演技がめちゃめちゃ上手い……