設定盛りまくりの割に話が進まず、「第2章・完」の後音沙汰のない漫画。あるいは人気のある途中の幕だけ上演する歌舞伎や文楽。
幼き日に胸であたためたそんな物語を、巨匠がテクニックを尽くして映像化した。侯…
字幕を追うのを忘れるほど一寸の隙もなく徹底された映像の美しさに胸が苦しくなりました(お陰で内容が頭に入らず)。闇に揺らめく灯火、たゆたう煙、柔らかな布地の質感…視点の定まらないモチーフが多く、意識が…
>>続きを読む野鳥の鳴き声や衣擦れの音、耳を澄ませば、ふだん耳にし難い音まで聞こえる静けさは、私たちがよく知っている時代劇ではない。まるで映画の中に、その時代の空気まで取り込んでしまったようで、絵画のような構図の…
>>続きを読む「汝、暗殺の技は成れど、暗殺の道は成らず」
去年のカンヌ国際映画祭、監督賞受賞作品。
カンヌの評判以上に、ポスターのかっこよさに惹かれてみました。
この映画、観る前はグリーンディスティニーみたい…
2回目、初め見たとき字幕が漢字だらけなせいかストーリーが全く入ってこなくて。意味不明だけど何かすごいことをしてるような映画という印象だった。
が、改めて観てストーリーも追えて、こんなにも洗練された作…
なんと美しい武侠映画だろうか。
なんと自然な時代考証だろうか。
そして、なんと静謐な映画だろうか。
風の音、音響、音楽、色彩、布越しの視線、大地、蝋燭の光…
観るたびに発見があって、まったく飽きな…
侯孝賢作品11本目の鑑賞。
刺客凄えよ、孝賢集大成。
朝10時の早稲田松竹でこんなに混んでるの小栗特集以来ではないだろうか。
ミレニアムマンボからのスーチーさんコンビはやっぱり最高。昨年の東京フィ…
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