イランのアスガル・ファルハディ監督が2006年に発表した長編映画第3作。
結婚間近の若い家政婦の目を通して、1組の夫婦の波乱の一日を描く。
原題:Chaharshanbe-soori 、(英)Fir…
アスガー・ファルハディが描くイランの「家政婦は見た!」なのだが、相変わらずこの人は「人が複数いればそこに必ず摩擦熱が発生する」とでも言わんばかりに人々のぎすぎすしたやり取りそしてじわじわと揺れ動く思…
>>続きを読む昨日見た『彼女が消えた浜辺』もそうだったけど、ファルハディは人物が騒ぎながら動きまわる場面がめちゃくちゃ面白い。爆竹、破れたガラスの不穏な空気が付きまとうヒリついた空間に、家政婦の純な存在が危うい。…
>>続きを読むこの頃からすでにファルハディの卓越した演出・撮影・編集・ストーリーテリングの技法は確立されている。『別離』同様、オリエンタリズムやエキゾチシズムでは片付けられない良い意味での普遍性と、イラン社会固有…
>>続きを読む結婚控えてんのに、ましてや祝賀的ムードが高まりつつある時分に訪れるヘビーな人生体験ツアー。空中分解寸前でとどまる夫婦、分解後の夫婦を映す無常感虚無感はボディーブローの様に効いてくるが彼等なら…と思わ…
>>続きを読むイラン版の「家政婦は見た」。
とにかく家政婦役のタラネ・アリシュスティが可愛い。
女性特有の猫のような好奇心一杯の家政婦ならではの観察眼。
これがオッサンの家政婦やったら何のドラマも生まれてないやろ…
このレビューはネタバレを含みます
やはり飽きさせない脚本と演出。
単なる不倫疑惑の話なんだけど、年越しの騒ぎと相まって、ざわざわする感じがずっとしている。その辺りの演出が見事。
奥さんはお手伝いをスパイの様に動かしたり、お手伝いは…
別離とか色々彷彿させる。
めちゃくちゃ面白かった!
この監督絶妙な人間模様が
毎回大好きなんだけど。
ラストも毎回心にくる。
結婚を控える女の子が
とある家庭のお手伝いに
派遣されるが.....
…
【彼女が消えた浜辺】により世界的に名前が知れたアスガー監督の1作前の作品。
この作品、奥さんが夫の浮気を疑うというただそれだけの話ながら、謎が謎を呼ぶ展開に一瞬も退屈する事なくラストを迎えます。そ…