モニカ・ヴィッティと出会う以前、ルチア・ボゼーを主演女優とした長編処女作『愛と殺意』(1950年)、および第2作となるこの『椿なきシニョーラ』(1953年)にこそ、ミケランジェロ・アントニオーニにと…
>>続きを読む惹句に"アントニオーニが惚れ込んだ"とあって、それがもし事実ならば、なんて底意地の悪い監督なのだろう、と思わずにはいられません。ルチアボゼーさんが、イタリアで今どういう風に評価、されているのかは知り…
>>続きを読む撮影された当時と今観るのとでは評価が異なってしまう作品だと思います。今の目からすると主人公のクララがあまりにも浅はかに見えて、その後の運命も透けて見えそうな感じでしょうか。撮影時の時代背景を頭に入れ…
>>続きを読むミケランジェロ・アントニオーニ監督の初期作品。映画製作現場で創造される虚構世界、容姿端麗であれば演技力がないシロウトでもスターダムにのし上がれる虚実入り乱れる業界の裏側を描く。スターに祭り上げられた…
>>続きを読むセット
クランクアップ後に適当に選んで観た映画がまさかの映画内映画だった。試写会でボロクソに言われて、天気が悪いのに海へ行こうと会話する観客。(本作常に天気が悪い)セットの裏側で行われる情事がハリ…
主人公のクララ・マンニは22歳の新進女優です。演じるのはミス・イタリアのルチア・ボゼーさんです。ジャケット写真の人です。
このクララがもやもやです。
もうちょっと人を顔で判断できるようにならないと…
容姿の美しさから映画女優に抜擢された若き女性の輝かしい台頭ぶりから凋落に至る姿を描く、ミケランジェロ・アントニオーニ監督1953年作品。華やかな世界に翻弄される女性を演じるルチア・ボゼーが、こないだ…
>>続きを読むルチア・ボゼー様を眺めてるだけで満足…いやそれでええのか。終始ズドーーンと落ちこむ鬱映画。
チェーホフのかもめを思い起こす終盤の展開。とにかく続けていくこと、自分を信じる勇気を持たなければ。それしか…
服屋の店員からスカウトされ一気にスター女優になった主人公だけど結婚した旦那は見栄と嫉妬で「こんな映画に妻は出さん!」と勝手に契約ブッチするし気の迷いで付き合った外交官は「そんなの一時の関係だろベイビ…
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