流れるようなカメラの移動がとても心地よい。
ちょっと早めのタルベーラのような心地よさを感じるカメラワークの中を、人が生きている。
見ている時は流れていく庄助さんをカメラワークでも表現しているのだろ…
No.4562
あの相米慎二監督が選んだ、邦画ベストの中の1本。
始まり方と終わり方がとても洒落ている。
そもそもが、清水宏監督の映画は、カメラの動きが異常に美しい。
構図が神々しいまでに決…
大河内傳次郎の器のでかい感じがたまらなくかっこいい!普段はのんびりしてそうな雰囲気だけど、受け身の素早さ半端なく、ばあやにどやされているところはなんだかかわいい。
ラストシーンの夫婦の仲睦まじさが…
なんとも本質的
“終”の代わりに気が利いてるね
小さな村の名家であるというだけでこんなにいろんなことの融通が効くものなのかとずっと不思議だった 名家の生まれだからこそ主人公の人柄が形成されているよ…
1949年 清水宏監督作品 97分。代々続く名家の当主杉本左平太(大河内伝次郎)は、大きな屋敷に住み淑やかな妻(風見章子)や婆や(飯田蝶子)と暮らしている。朝湯と朝酒を嗜み、人に頼みごとをされると断…
>>続きを読む全編を通じてユーモアたっぷりで、相変わらず傑出した美しいカメラワーク。
開けた画面には余白が多く、物寂しさ、空虚さも感じる。
しかし、カメラに映るものは醜悪さを帯びた没落。
ただそこにはユーモアとペ…
小原庄助さんが何なのか知らずに観た。コンディションが良くなかったけど面白かった。やっぱり清水宏の映画は面白い。ある場面から急に活劇になって笑った。あんな勢いで土間に叩きつけられて大丈夫だっかのか…?…
>>続きを読む「小原庄助さん」と言われる男。明るさの底にある、透き通ったかなしみ。周囲への気遣いを必要としない、彼が一人でいる場面は、終わりの予感に満ちている。大河内傳次郎に備わる大人(たいじん)の風格が生きる現…
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