ホワイト・マテリアルに投稿された感想・評価 - 3ページ目

『ホワイト・マテリアル』に投稿された感想・評価

kurita

kuritaの感想・評価

5.0

2023年に観た映画の中で1番面白かった。観れて良かった。
また上映後の大寺眞輔さんによる解説がめちゃくちゃ良かったので以下メモ。

①本作は撮影がしやすいカメルーンで撮られた(ドゥニ自身が幼少期に…

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usui

usuiの感想・評価

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植民地主義における目に見えない焦土化の恐怖がずっと漂っていて地獄の黙示録と同じ空気も感じた
イザベル・ユペールの肌白さと、相反する頑なな思想が、魅力を放っていた。とても大きなメッセージを受け取った。

積み重なったものが物語世界ごと爆散して消えるみたいな、少しフォークナーっぽさも感じる作品だった

作中の描写とは少し離れるものの、"material"という語そのものには素材という意味もあるので、後…

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はな

はなの感想・評価

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イザベルユペール怖かった
色んな人と出会ってみても自分が生まれたところからの逃れられなさを感じる。
伊達巻

伊達巻の感想・評価

3.9

はじめから映画に沈黙の雰囲気があって、誰も死んでない時でさえどこかで誰かが死んでいるような気がして怖かった。かなりヤバいことになってきてるのに留まるか留まらないかを考える余地もなさそうなユペール様。…

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2023.7.28@新文芸坐
《新文芸坐シネマテーク vol. 41 クレール・ドゥニ特集 Part 4》
菩薩

菩薩の感想・評価

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帝国主義のタガが外れた先の混沌とその中で醸成されていく狂気。只中に於いても珈琲豆の出荷さえ上手くいけば全てが丸く収まるとでも思っていそうなユペ様(搾取側・被搾取側の両面性を持つ)はひたすら執念的にそ…

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『ショコラ』と比べたらかなり劣るけどまあ、カサヴェテスみたいなカメラと被写体の近さで肌の毛穴とかうぶ毛までくっきり映ってたり、殺すシーンが全部ネッチョリしてたのが良かった。
ゆべし

ゆべしの感想・評価

3.0

植民地支配の社会では、個人が土地を愛してもその土地からは愛されないのが哀しい。
白人女性の主人公にとってアフリカ植民地は故郷では無いが農園運営こそ彼女のアイデンティティで土地への愛着もあるので彼女が…

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