2023年に観た映画の中で1番面白かった。観れて良かった。
また上映後の大寺眞輔さんによる解説がめちゃくちゃ良かったので以下メモ。
①本作は撮影がしやすいカメルーンで撮られた(ドゥニ自身が幼少期に…
積み重なったものが物語世界ごと爆散して消えるみたいな、少しフォークナーっぽさも感じる作品だった
作中の描写とは少し離れるものの、"material"という語そのものには素材という意味もあるので、後…
はじめから映画に沈黙の雰囲気があって、誰も死んでない時でさえどこかで誰かが死んでいるような気がして怖かった。かなりヤバいことになってきてるのに留まるか留まらないかを考える余地もなさそうなユペール様。…
>>続きを読む帝国主義のタガが外れた先の混沌とその中で醸成されていく狂気。只中に於いても珈琲豆の出荷さえ上手くいけば全てが丸く収まるとでも思っていそうなユペ様(搾取側・被搾取側の両面性を持つ)はひたすら執念的にそ…
>>続きを読む植民地支配の社会では、個人が土地を愛してもその土地からは愛されないのが哀しい。
白人女性の主人公にとってアフリカ植民地は故郷では無いが農園運営こそ彼女のアイデンティティで土地への愛着もあるので彼女が…