お遊さんが悪女とまではいかない存在だから憎めるわけもなく、ただ彼女のことを大事に思った男女が結婚し、そして最後には子だけを彼女に預けて…という、なんか昔の映画というよりも、さらに昔のおとぎ話のような…
>>続きを読むそれが映画というメディアにおける規則であるかのように乙羽信子は画面上で抑制され、田中絹代が全面に押し出される。物語上そうだからというもっともらしさを超越している。かと言って乙羽信子の存在感が消されて…
>>続きを読む妹の見合いの付き添いで来た姉・お遊さまに強く惹かれてしまう慎之介。
お遊さまは夫を早くに亡くし、一人息子の為に夫実家で暮らしている女性だった。
その後、見合い相手のお静と結婚。
しかし姉も慎之介…
伊藤弘了の本で紹介されていた溝口健二のモノクロ映画。
谷崎潤一郎原作で、まったりした恋愛映画だけど、新緑の京都や長回しの日本家屋が美しい。
姉を好きになった男と、姉のために彼と結婚する妹の、ちょっ…