お遊さまの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『お遊さま』に投稿された感想・評価

3.8
日本家屋という空間を活かした動線に思える。一つのシーン内で起こる対話劇の中で攻守が入れ替わっていく感じがたまらない。

1951年、日本、ドラマ。

骨董商の慎之介(堀雄二)は見合い相手を姉のお遊(田中絹代/妹の付き添い・若後家)をお静(乙羽信子/妹)と見間違い惹かれてしまう。姉の慎之助への恋情を感じ取っていたお静は…

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4.0

カメラの動きと俳優の動きと構図がばしっと決まる。この演出を支えるのがセット。セットの場面が始まると来るぞ来るぞと期待が高まり、必ずそれに応えてくれる。神。また、田中絹代と乙羽信子の衣装が見事だと思っ…

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冒頭のお見合いシーンの奇跡的な構図を生み出した計算され尽くした精緻なカメラワークが賞賛されるのには頷ける 構図もバチっとキマっててかなりイカすのや が、どーにも惹きつけられんかったのは本が合わなかっ…

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乙羽さん 俯いてばかり 顔見えない
aco
3.0

骨董商の慎之介は見合い相手のお静に付き添ってきた姉のお遊に惹かれてしまい、一方で姉の幸せを願うお静は形だけの妻となることを受け入れ、慎之介とお遊を近付けようとする。慎之介、お静、お遊による奇妙な三角…

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3.9
そこにいるだけの田中絹代に翻弄される2人。題材は成瀬の得意としてる間に挟みものの関係の話だから描き方的にそっちに軍配はあがるもののカメラと動線の上手さが素晴らしい

幸福とは何か。よくいう誰かに身を尽くせ。よくいう欲望のままに。きっとそうだと、信じてか、思い込んでか、突き進む。「いつか変わる」でもそれが一番の引っかかり。病。侵され、過去を憎み、ようやく本音がぽろ…

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SW326
3.7

冒頭から移動撮影めっちゃ飛ばすなあ。
しかしストーリーはあまり自分には合わずのめり込むことは出来なかった

色々な人が言ってるような気もするけど本作はやっぱり構図。
溝口健二の構図と言うと斜め上か…

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YAZ
4.2

溝口健二監督の観る

裕福な家に嫁入りしたが夫は
死別し跡継ぎ息子いるので家
に残り贅沢三昧なお遊さま。
妹の見合いに付き添うが

脚本 依田義賢

異様な世界の物語である意味ホラー
名前からしてお…

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