映像が美しかった
主人公はセリフが圧倒的に少ないが表情の変化から心情を読み取ることができた
死に気づく(?)兄の優しさがああゆう形になってしまったが(?)..家族の愛は見えないが確実にそこにあるのだ…
観たあとに、心があたたかいでもない、悲しいでもない、切ないでもない、でもあ〜〜〜観てよかった〜、観なかったわたしの人生はどうなってたんだろう〜〜っていう気持ちになった。
この言葉にできない複雑な思い…
青い花柄のベッドから舞う埃。
それをとらえる淡いオレンジの陽光。
これほどまでに
青春の恍惚と過去への嫌悪を捉えた
シーンがあっただろうか。
家族という不協和音。
肌の"近さ"が印象的だった。…
顔の表情をクローズアップした生々しい映像と、フェードの多用に対して、回想シーンの美しさが際立っていた。特に車のシーンでは、自分も同乗している様な図で、会話にイライラさえしてくる。これは家族と過ごす時…
>>続きを読む愛してくれ、なんておこがましいことは言わない。助けて欲しい、なんて投げやりなことも言わない。
ただ終わらせたくない。
沈黙と発話、兄と弟、情熱と冷静、様々な二つの間にある物なんて本来何も大したもので…
終始ずっと誰かの側にいた。そこから見える緊張も、怯えも、絶望も、感じとらざるおえなかった。まるで自分の過去の思い出みたいに、忘れないよう呪いをかけられた気分になる映画だった。
「理解できるわけがな…
テーマは「家族愛」であるのは違いないが、過去作マイマザー、マミーと比較すると母と子と、そこに兄妹が加わる事により、更に心理描写の複雑さを感じた。
母(ナタリー・バイ)との会話が今回も心に突き刺さった…
映像、音楽、カメラワーク・フォーカス…ドラン節炸裂。
余計な説明がなくても、セリフや表情を見るだけで登場人物たちの性格や背景がパズルを解いてくようにだんだんと見えてくる。
音楽だけじゃなくて、音…
人物の一瞬一瞬を切り取ったような美しい映像と音楽がこの作品には特に多かった気がします。
家族なのに他人のようなこの冷たさ…ドラン監督お得意の、感情のぶつけ合い、愛憎劇が炸裂です。
毎回このセリフ合戦…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual