極端に限定的な視点は、物事の残酷さを想像力で無惨にも補わされる効果があり、同時に主人公の行動に肉薄させることで常に緊張感がつきまとう。物語には何一つとして希望はないが、ラストの男の笑顔から、彼だけは…
>>続きを読むカンヌ国際映画祭グランプリ、アカデミー賞外国語映画賞、メタスコア91の傑作認定済作『サウルの息子』(15年)長年の課題作でしたがやっと観了。上記情報よりmetacriticで"ホラー映画歴代8位"な…
>>続きを読むゾンダーコマンドという囚人の死体処理をする囚人の一人称後方視点で描く映画。
ガス室で殺された息子の為、ユダヤ式の葬儀をする為に奔走するアウシュビッツでの一日半を臨場感重視でという切り口は新しい。
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ハンガリーの作品。カンヌ国際映画祭グランプリ。アカデミー賞外国語映画賞受賞。あらすじはfilmarks本記参照。
「SHOAH ショア」(1985)を観たので関連作として鑑賞。評価の高い作品だが、…
きっと劇場で見たならば、体験としての価値が研ぎ澄まされて、好意的な感想を抱けた気もする。。
臨場感だったり圧迫感だったりを抱かせるための絵作りはすごい。
ただ序盤でお腹いっぱいというか、後半にい…
【策士策にガス死】
興味を持てたのは冒頭30分くらいまで。後は退屈でした。
まず、同胞の虐殺を強制される主人公が、無意識にでも視界からそれを外そうとする画面設計、その意図はわかります。
が主人…
このレビューはネタバレを含みます
1944年10月。ユダヤ人のサウルは、強制収容所の"ゾンダーコマンド"として、汚れ仕事に従事していた。すると自分の息子らしき少年の遺体が運び込まれる。サウルはどうにかして遺体を運び、ユダヤ教の教えに…
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