イラン社会の人間模様や映像制作の難しさなど、監督の想いが伝わってくる作品でした。
女の子は、イランの人達は小さい頃から自分自身の主義主張ができてそうという、自分のイメージに違わないキャラクターだった…
「正しいこと、正しくないこと、どう違うのか分かんない」
言いづらいけど大事なメッセージは、ちゃんと子どもに言わせている。イラン映画作りの王道?
観せる相手としてイラン自国民ではなく海外を意識してい…
大好きなキアロスタミ監督の愛弟子と聞いてパナヒ監督作初鑑賞。
なんの事前情報も入れてなかったので、最初はドキュメンタリーかな?と勘違いしてしまったけれど、一応皆さん演技してます。
ただし映画であって…
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反体制というロックな精神を持った監督のドキュメンタリー風映画。
反体制運動の宣伝をしたとかでイラン政府から20年間映画制作禁止令を受けているパナヒ監督。それでも『これは映画ではない』等の作品を発表し…
試写会にて鑑賞しました。
何の変哲もないほのぼのとしたドキュメンタリーを繋いでいく映画なのかな、と最初思っていたのも束の間、これどうやらものすごくメッセージ性強いな…と気付き始めたあたりから一気に…
このレビューはネタバレを含みます
基本的なカメラアングルはタクシーの運転席、助手席、後部座席を、前方を写すよう装着された四か所だけ、そこにスマホやデジカメで回した映像が加わる、という世にもミニマルな構え。
イランの街を走るタクシー…
良くも悪くも、イラン。
テヘランがどんなところなのかイメージできない俺には、この作品はテヘランを決めつけるものになった。
ずっとタクシーの中だから、人々の暮らしまでは見えないにしろ、良くも悪くも…
イラン版山田孝之のカンヌ映画祭?は冗談だがこちらはベルリン国際映画祭金熊賞(グランプリ)。黒澤明やウディアレンの名前も出てくるし、映画に対するパナヒ監督のエール。そしてグランプリは投獄されたり困難な…
>>続きを読む3月11本目の試写会は、2015年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作「人生タクシー」。
タクシーに乗ってくる乗客たちとの会話だけで進行する、一風変わったドキュメンタリー風の作品だが、このタクシー運転手…
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