母の残像と不在に苦しむ家族
現実と記憶が交差する
それぞれに秘密や内なる思いがある
まだここにいるようで
でももうここにはいない
それが残像として作品になっていた
ジョナが夜から明け方にかけ…
“母”を理解することは、自分を知ることだった
静かな時間が流れるなか、感情の波だけが大きく揺れるような一本。誰かを“知っていたつもり”になることの危うさや、家族でも分かり合えない距離を、痛いほど繊…
勝手にシリアス系かと思ってたら全然違った。
母の死をきっかけに、母という存在をどう捉えていたか、夫、息子の兄弟、それぞれの視点で描かれているのが面白かったし、同じ人物のことなのに全然違ってみえて見…
滑り込み!!
本作も素晴らしく繊細で薄い硝子のような作品だった ヨアキム・トリアーとエスキル・フォクトのコンビは人間同士の擦れや愛や衝突ののちの収まり方みたいな部分の描き方が好きだった いま''わた…
事故か、自殺か。良妻賢母であることよりも戦場カメラマンであることを選択した彼女の死の真相を軸に、遺された家族それぞれの心の現在地を描く。実は誰よりも現実と向き合っていた次男とは対照的な、直視している…
>>続きを読む【見どころ】
① 母の死。
② 家族の距離感。
③ それぞれの過去と現状。
④ 絆の再生。
【感想】
すごくリアルだった。
戦地での撮影のため、たまにしか家に帰れない母親。彼女の居ないのが当たり前…
亡くなった戦争写真家の母。
母の視点も入れながら、
遺された父、長男、次男、
それぞれの死の受け入れ方、
人生に投影される残像を描く、
ヨアキム・トリアー監督の静謐な叙事詩。
それぞれが見つからな…
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