普段から女遊びをしていた天才ファッションデザイナーが、全てを捨てて友人の婚約者と恋に落ち、駆け落ちを目論む。良心に揺れて言行が不一致になる女や、服にまつわるフェティズムの猟奇的な描写、そしてなにより…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
駆け落ちを全否定するのではなく「コレクションまではいてくれ」と頼むソランジュ、その一連のくだりが堪らない、長年の関係性による信頼と諦念が生み出す倫理とそれすらも乗り越えてしまおうとする主人公の妄執
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ジャック・ベッケル監督による、メロドラマの傑作。ただの男女の三角関係でここまで面白いものが観られるとは!
パリで一番のファッションデザイナー、クラレンスは仕事に忙殺される日々だが、女好きで手が早い…
通俗的な恋の鞘当てを進行させていきつつ、ゆっくりと確実に毛色を変えていく手際の良さに縮み上がる。レイモン·ルーローの神経質な言動や眼力が布石となっての説得力。人物造形の勝利。移動手段が自転車なのもま…
>>続きを読むゴルチエが毎年観ては涙を流してるというこれ、アマプラに来てる。また観られるとは。
モノクロだし現代に比べるとセットも音楽もはるかにシンプルなんだけど、だからこそときめきや傲慢や絶望がよぎるクローズ…
童貞にゃよく分からんNTR未遂もので猛烈にめんどくさく高度な恋愛の駆け引きをしてらっしゃる。流石に主人公の人格が破綻し過ぎていてなんやねんお前死んでしまえと思うが、なんなら冒頭からちゃんと死んでいて…
>>続きを読む これは素晴らしい。どの映画も外さないことで定評のあるジャックベッケルだが、今作は非の打ち所がない完璧な仕上がりと言えるだろう。あの卓球のシーンの緊張感たるや。
個人的にはフランソワーズリュガーニ…
マネキンがリアルマネキンの時と人の時があるので、なぜ今は人間にしたのかというのがとても気になった…
女性ばかりのハードな仕事場
卓球するブルジョワ
などのディテールもいい
ベッケルの話って時間の合間…