2015年/ Chronic/ , 93分, メキシコ, ドラマ
脚本・監督/ ミシェル・フランコ
出演/ ティム・ロス(デヴィット)/ サラ・サザーランド(娘ナディア)/ ネイレア・ノーヴィ…
或る終焉に隠されていた
本当の終焉。
家族との間にできた溝を埋めるように、末期患者と親密な間柄になっては、絶対的な信頼関係を築いていく看護師は、患者の家族も知らない"秘密"を知ることになるが、塗り…
凄まじいほどの静謐。終末期患者をケアする看護師のかそけき日々。タランティーノ愚連隊筆頭だったあのティム・ロスが、俳優としての成熟を魅せつける。患者家族の嫉妬、心の摩耗、献身と最期。カンヌ脚本賞納得の…
>>続きを読む患者の人生に静かに寄り添う孤独な看護師の献身と葛藤を描いたミシェル・フランコ監督の静謐な力作。
最小限の会話で家族以上の信頼を築いていく患者と看護師。強すぎる信頼関係は全てがハッピーな結果につながら…
このレビューはネタバレを含みます
ランニングマシンでひたすら走る姿が映る。しばらく観ていても健康のためとか体力維持のためにやってるようにはあまり見えず、まるで自分を罰しているよう。患者に対して親身でありながら深く入り込まないように気…
>>続きを読むカンヌ脚本賞!
ミシェル・フランコの衝撃作
ティム・ロスの献身的な看護は、どう見てとよく働いているものであるけれど、見え方一つで、必要か不必要か分かれてしまう。
きっと、患者ファーストで考えるなら素…
このレビューはネタバレを含みます
「或る映画」は終末期の患者を自宅で看護する訪問看護師の男性・デイビットが主人公。彼と患者との関わり、そして過去にあったことが淡々と描かれているのだけど、1度目に見たときにはめちゃくちゃ献身的で人情深…
>>続きを読むミシェル・フランコの中ではダントツに静かな映画だし、ストーリーに起伏があるわけじゃないのに、死を扱ってるだけに目が離せない。
この監督の映画はマジで観入ってしまう…
そしてラストシーンよ…
映画…
このレビューはネタバレを含みます
安楽死を訴える患者に寄り添った看護師デヴィット。 過去にも息子を安楽死させ家族が崩壊している。彼も息子を看取った時から自分の人生を棄て、患者にのめり込むことで生きてきたのかな。ラストは自死。相手の運…
>>続きを読む©Lucía Films–Videocine–Stromboli Films–Vamonos Films–2015 ©Crédit photo ©Gregory Smit