長く愛聴しているけれど、どんな人なのか全くしらなかった。ステージ上の彼女から発せられる独特な雰囲気が印象的。彼女の感情がうまく掴めない感じに、さらにどんな人なのだろうと興味を持った映画の序盤。
い…
差別されても殴られてもこき使われても鬱になってもどん底に堕ちて薬漬けになっても弾き語ればたちまちブリリアント、というどうみたって天才なニーナ様がまさに天才ゆえに殴られこき使われ鬱にならざるを得なくな…
>>続きを読む初期のアルバムは本当に美しくて愛聴してたんです公民権運動に没頭していくにつれどんどん発言が凡庸かつ定型的になり音楽も単線的で退屈なものになっていくのが悲しかった。別に音楽家は政治的な発言をするべきじ…
>>続きを読むわたしがもっとも敬愛するシンガーのひとり、ニナ・シモン。彼女の歌に込められた激しい怒り。公民権運動の先頭に立っていたことから、黒人差別に対しての怒りだと思っていた。でも、もっとさまざまな怒りがあった…
>>続きを読むワンフレーズ聴いた時、心臓を掴まれたかと思った。ニーナ・シモンとの出会いはそんな感じ。
深みのある声で語りかけるように弾き語る独特の彼女の世界観にどっぷりハマった。
後から映像を見たとき、その堂々た…
伝説の黒人女性歌手の半生を追うドキュメント。
なんと振り幅のおおきな生涯なんだろう。
怒りと孤独と絶望と…。
眩し過ぎて見えないのか、
奈落の底の闇で見えないのか、
彼女の姿がとらえられない。
…
自由とは恐れのないこと
人種差別と闘った彼女が暴力の連鎖に加担してしまったことは皮肉で哀しい。恐れに立ち向かい続けた人生。
けれどその音楽の輝きは時代を越えて今も胸をうつ
公民権運動の先頭に立ち、…