セザンヌに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『セザンヌ』に投稿された感想・評価

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4.4

このレビューはネタバレを含みます

ジョアシャン・ガスケの評伝『セザンヌ』朗読を軸に、ルノワールの『ボヴァリー夫人』、それにストロープ=ユイレ自身の『エンペドクレスの死』(未見)を抜粋したパートを挿入している。頭から終わりまで朗読によ…

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定点観測という名の錯覚現象の入り口に立つということなのだろうがむしろ知覚の編成は映像の向こう側にあって決してこちら側へは働きかけてこない。
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4.8

ついに見つけた。
濱口映画での、映画という箱全体に、テキストがこだまし、テキストがテキストのまま存在しているあの感覚。

それがストローブ=ユイレに同じものを感じる。こちらが元祖なのかも知れない。

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4.5

【映画的構造化から構造化の画家ポール・セザンヌを捉える】
「モネは1つの目にすぎない、だがなんと素晴らしい目であることか。」

ポスト印象派の巨匠であるポール・セザンヌが遺したこの言葉は目の前に広が…

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4.5
『中枢の論理に従ってはならない
 目の論理に従え』

絵画が好きだった理由これだった
5.0

「正しく知覚すること」!
これほどまでに、単に「見る」ことを教育する映画があるだろうか。

ペドロ・コスタの『歩く、見る、待つ』でコスタが最後に引用している『セザンヌ』からの一節に惹かれて、ずっと見…

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4.5
7割程は分かったかも⁉︎と初めて思えたストローブ=ユイレ作品💦
ラストのセザンヌが語った“光”を捉えたショットに感服。

オルセー美術館からの依頼で制作したが上映拒否されたストローブ=ユイレの問題作。詩人ジョアシャン・ガスケの「セザンヌ」のテキストの朗読、セザンヌの写真、絵、セザンヌが生涯描き続けたサント・ヴィクトワー…

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ぜんぶはったり。いい加減な事実を几帳面なフィクションに変える。
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4.5

解釈を排しただ眼に見えるもの、光と色を捉えるというセザンヌの言葉は、本作そしてストローブ=ユイレ自身のマニフェストでもあるような。
ルノワール「ボヴァリー夫人」の、現実の色彩に思いを馳せざるを得ない…

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