ずっと見たかったウィリアムズの作品。原作に忠実。
シンボリックな要素がちりばめられてるからこそ色んな見方が生まれるけど、今回は「呪縛」についてのストーリーだと解釈した。母の呪縛、過去の呪縛、常識の…
『まだらキンセンカにあらわれるガンマ線の影響』とほぼ同じ構造の家族映画ではあるけどこっちは完全な室内劇 戯曲ベースの映画化を真正面からここまで面白く仕上げてることにビビった 相変わらずポールニューマ…
>>続きを読むテネシーウィリアムズによる舞台の映画化ということもあり、上映時間のほとんどが密室で繰り広げられるのだが、忠実に戯曲を映画化しようとする試みは今作において全く正しい。むしろ空間の限定により、不自由な脚…
>>続きを読む狭小空間に配置された名優三人を介して、1930年代の大恐慌下で機能不全に陥る家族の実像へと肉薄。シュレンドルフ版『セールスマンの死』では父と、本作では母との断絶に苦しむマルコヴィッチが相変わらず素晴…
>>続きを読むずいぶん前に観たので今更感想。これ、たしかVHS?でしか観れなかった気がする。母校の大学の図書館にあったからたまたま観れた。おれが今まで読んできた戯曲のなかで最も好きと言っても過言ではない作品の映画…
>>続きを読む毎晩の映画から千鳥足で帰ってきた弟が、みてきた奇術師の真似をして姉に一枚の布をかぶせる。泣く。男の来客に浮き足立った母が日常を隠す為に駆使する布、それがカレンアレンに夢を見させたり隔てたりする。泣く…
>>続きを読む"口承"の映画。エピソードを可視化するでなく、"語ること"を見せる。話を"聞かせる"と共に、語り手の性格/思考/解釈が振舞=アクションとして提示される。卓越した演技と人物配置/空間設計を同時に捉える…
>>続きを読む演技の優劣を、どうのこうのと言うことが多いが、意外に白黒のつかないことだと思う。主観に占められ、下手と思っても世間では好評だったり、その逆もある。
演技が上手いのか下手なのか、判断できない役回りも…