ガラスの動物園に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「ガラスの動物園」に投稿された感想・評価

ずっと見たかったウィリアムズの作品。原作に忠実。

シンボリックな要素がちりばめられてるからこそ色んな見方が生まれるけど、今回は「呪縛」についてのストーリーだと解釈した。母の呪縛、過去の呪縛、常識の…

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『まだらキンセンカにあらわれるガンマ線の影響』とほぼ同じ構造の家族映画ではあるけどこっちは完全な室内劇 戯曲ベースの映画化を真正面からここまで面白く仕上げてることにビビった 相変わらずポールニューマ…

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テネシーウィリアムズによる舞台の映画化ということもあり、上映時間のほとんどが密室で繰り広げられるのだが、忠実に戯曲を映画化しようとする試みは今作において全く正しい。むしろ空間の限定により、不自由な脚…

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狭小空間に配置された名優三人を介して、1930年代の大恐慌下で機能不全に陥る家族の実像へと肉薄。シュレンドルフ版『セールスマンの死』では父と、本作では母との断絶に苦しむマルコヴィッチが相変わらず素晴…

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ずいぶん前に観たので今更感想。これ、たしかVHS?でしか観れなかった気がする。母校の大学の図書館にあったからたまたま観れた。おれが今まで読んできた戯曲のなかで最も好きと言っても過言ではない作品の映画…

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csm

csmの感想・評価

5.0

毎晩の映画から千鳥足で帰ってきた弟が、みてきた奇術師の真似をして姉に一枚の布をかぶせる。泣く。男の来客に浮き足立った母が日常を隠す為に駆使する布、それがカレンアレンに夢を見させたり隔てたりする。泣く…

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"口承"の映画。エピソードを可視化するでなく、"語ること"を見せる。話を"聞かせる"と共に、語り手の性格/思考/解釈が振舞=アクションとして提示される。卓越した演技と人物配置/空間設計を同時に捉える…

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津次郎

津次郎の感想・評価

5.0

演技の優劣を、どうのこうのと言うことが多いが、意外に白黒のつかないことだと思う。主観に占められ、下手と思っても世間では好評だったり、その逆もある。

演技が上手いのか下手なのか、判断できない役回りも…

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CRY

CRYの感想・評価

4.8
「ガラスの動物園」、この映画もテネシー・ウィリアムズの戯曲も甲斐バンドのアルバムも好き。
CTB

CTBの感想・評価

4.5
ラストのモノローグ、寂れたアパートの特徴的な間取りに気が触れた様な母親が浮かび上がって来るようでゾッとした。一般的な男性の登場であの家族の亡霊感が際立って怖かった。

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